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銃が蔓延する社会

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樹形のフラクタル。全体の姿が細部でも反復されている。葉にも樹形の葉脈がある。

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思想のフラクタル。平和の思想・暴力の思想も、個人のレベルで、社会のレベルで反復される。

【ラスベガス無差別銃撃だけじゃない】
9月31日にラスベガスで起こった事件は史上最悪といわれる。59人以上といわれる死者と500人以上の負傷者の数によって。だが犠牲になる人の命はひとりに一つ。過去の銃撃事件の犠牲者も最悪の事件の犠牲者に違いない。
アメリカには政治的な暗殺の犠牲者も多い。20世紀に入ってからだけでも
ジョン・F・ケネディ大統領、マルコムX、キング牧師、ロバート・ケネディ司法長官...

民間人が所持する銃の犠牲者は、ここ数年は毎年3万人を超えているという。10月3日付けガーディアン紙によると、最近の1735日間に発生した不特定多数を標的とする銃撃事件は1516件発生している。(データ出典:Gun Violence Archive

➡ Gun Violence Archive)

2013年以降の小学校での銃撃事件も多発(25件以上)している。

米国人100人につき個人所有の銃は88.8丁。
1000人いれば880丁の銃がある。2丁以上保有している人は22%、個人所有の銃の合計は
2億7千万丁。これほどの銃が個人所有されている国はほかにはない。


【銃蔓延の背景】
ついつい銃製造販売業者の利権保護のために銃規制ができないでいる、という説明に傾くが、アメリカの一般の世論も規制を巡っては二分されている。銃の所有を権利として主張する考え方も根強いようだ。
そんな考え方が法的に確立されたのは1789年のこと。その年、アメリカ建国時の憲法に銃を保持する権利を認める修正条項(Second Amendment)が追加された。
「規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから、人民が武器を保有しまた携帯する権利は、これを侵してはならない。」とある。
この規定の解釈は一様ではなく、変遷してきているが、現在は「人民」個人が自衛のために銃を保持することが一定の条件のもとで認められている。

建国した当初から中央政府の警察力が全国に及んだわけではなく、無法地帯もあったため、自衛のための民兵、州兵という考え方が許容され、それが個人にも拡大された格好だ。銃規制反対派は、「わが身は自分で守る➡そのための銃の保持は憲法が認める権利だ」という。


【銃の普及でアメリカ社会の安全性は高まったか】
統計データがある。

2012年の銃発砲事件-正当防衛が259件、殺人は32倍の8342件。
非営利のこの団体の調査によれば、個人が保有する銃が自己防衛のために使用されることは滅多にないという。少し脱線するが、同じサイトに2015年に男性が殺害した女性は1600人を超え、その主な凶器は個人所有の銃だとする記事もある。
(出典:Violence Policy Center)


普段銃を見かけることのない日本では想像を絶する事態だ。

銃の蔓延と社会の安全性との相関関係はどうなっているのだろう?
2013年9月14日、銃の所持と殺人の間には、確実な統計的関連性があるとする研究報告が、米国医師会雑誌に発表された。研究は30年間、全米50州を対象に行われたもので、銃の所持率が1%上がるごとに、殺人率が0.9%上がるとされている。


【国を守る方法】
安倍首相はよく「国を守る」決意を語るが、日米同盟の強化(自衛隊の米軍指揮下での強化)以外の方法について語ったことがない。民進党の代表、前原氏も「緊張が高まる情勢の中で日本を守るのは自衛隊と日米安保条約」と言う。このふたりは「守る=軍事力で対応する」こととしか考えていないようだ。あの戦争のことは記憶から消えている?

朝鮮はどうだろうか?世界の軍事大国アメリカの威嚇に対して独自核武装の道を突き進んできた朝鮮。軍事的威嚇には軍事的抑止力を、という理屈だ。銃をもつ悪者には銃をもって身を守ろうとするアメリカ人と同じように、現代世界に蔓延する力の論理に立っているだけで、そんなに特殊な考え方ではないだろう。米国、朝鮮、日本の「統治責任者」はみんな同じ考え方をしているわけだ。
そのうちの誰かが暴走したとき、まっさきに犠牲になるのは朝鮮半島と日本に暮らす人々なのに。

銃はアメリカ社会から犯罪をなくす役には立たず、逆に世界に類のない銃犯罪大国にしている。この現象を世界の問題について類推するのは不適切だろうか?武力にたよる「解決法」は大量殺りくをもたらすばかりだろうし、それは誰にも簡単に想像できること。だから、国際政治の場ではトランプ大統領と安倍首相以外は対話の重要性に重きをおいたメッセージを発している。
戦争に至れば取り返しのつかない犠牲を出し、そうならない場合、その資源は庶民にとってはまったくの浪費となり、人々のための福祉を犠牲にするばかりだ。近隣諸国に敵意を抱かず、敵意を抱かせるようなことをせず、諸国との友好と互恵の経済関係を築くことで安全を保障する道を求めたい。


【衆議院選挙】
日本は今日衆議院選挙の公示日を迎えた。アメリカと一緒に力の論理で突き進む道、軍備増強一辺倒の道を日本に進ませるのかどうか。少しでもブレーキをきかせることができるのかどうか。貴重な一票を大切に使いたい。

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【当会主催イベント】
ドキュメンタリから学ぶ平和 第二回「カメジロー」(変更になりました!)
10月27日(金)19時~21時
場所 神戸生活創造センター セミナー室A
参加費  なし


【仲間の取組み】
● 木曜定例アクション 毎週木曜 3時~4時半 三宮マルイ前
「安保法制に反対する市民の集い」を中心とする、「こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO」の仲間たちが道行く市民たちにトークやチラシ配布でアピール。飛び入り歓迎。


● 土曜定例アクション 毎週土曜 1時~2時 三宮マルイ前
「辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動」と賛同する市民が一緒に、辺野古の海の埋め立てに反対し、沖縄のことをみんなで考えようとアピール。三線のしらべも。

● 毎月第三水曜 街角歌声アクション 18:45分から JR元町駅 東口 南側
「ピースキャンドルこうべ」と飛び入りの市民が平和を呼ぶ歌を次々と歌うアクション。
次回は10月18日。 

● 目取真俊講演会 市民デモHYOGO主催
10月14日 15:00~18:00 神戸中華会館東亜ホール
参加費 500円(学生・低所得者 300円、高校生以下無料)
連絡先: 高橋 090-3652-8652
沖縄の新基地建設阻止の闘いの現状、その本質的な意味を確認できるお話しとなります。
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地域の連帯が安全を保障する

ActionCampPhoto.jpg
アメリカの差別と憎悪煽動へのレジスタンス。前は戦場で銃を持たされていた若者らが、市民とともに立ち上がるため、反戦イラク帰還兵の会(IVAW)主催の非暴力市民的不服従ワークショップで学んでいる(IVAW 9.27ニュースレターより)。
THE UNITY IN COMMUNITY BUILDS TRUE SECURITY
(差別と憎悪をなくして)人々が連帯するとき、真の安全保障が築かれる
Drop the MIC 軍産複合体をつぶせ
DemilitaRISE  非武装化をめざして立ち上がれ


*****************
【ピョンヤン(平壌)訪問記】
KOBEピースiネット主催の「東北アジアの平和をつくる」連続学習会に参加してくださっていたKさんが、最近、朝鮮民主主義人民共和国の首都、ピョンヤンを訪問された。その折の感想などを送ってくださったので、ご本人の許可を得てやや簡略にして紹介する。

********Kさんのピョンヤン訪問記抄******

現在、日本で取り上げられている国、朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)に行って、30カ所ほど見学してきました。

親族訪問が目的で今回は7回目、9月1から12日までの滞在でした。
日本のマスコミが毎日、今にも戦争が起こるかのように騒ぐので友人のKさんは、家族、親族にはっきり遺言し、遺産の話もし、『もし自分がピョンヤンで死んでも本望や』と断言して訪問されました。

「百聞は一見に如かず」と言いますが、今回は心からそう思いました。帰朝後、会う人ごとに“自分の目で見て体験しなかったら人生で損するで”と自信をもって宣伝しています。
アベ政権の「大本営発表」のような発信。最近も西宮で子どもたちが頭に手を当てている姿を画面で見て、この国は「大いにオカシイ」と情けなかったです。

 ピョンヤンの街並みはドバっとたくさんの高層ビル林立で、明るい色調、おしゃれなデザイン。電気事情もよくないだろうに、夜景もとってもきれいでした。

 道路にゴミ一つ落ちていません。朝早く起きてウォーキングする途で見たのは、近隣の住民がホウキで掃除したり芝生への水やりをする姿(8月中降雨がなかったため)。大学の校門前は学生たちがきれいに掃き掃除、拭き掃除をしていました。テドンガンのほとりでは、体操や集団ダンスに参加する多くの方(女性が多かった)や魚釣りする男性たちも見かけました。
 
 私はコーリョ(高麗)ホテル44階の立派な宿泊所で至れり尽くせり、料理もとても美味しくて、テーブルセッティングもセンスがよく、接待員たちの美しい笑顔とおもてなしで、ホンマにぜいたくさせてもらいました。ホテルのロビーでトレードマークの赤いマフラーをしたアントニオ猪木さんが他の国会議員といらっしゃるのを偶然目撃、早速かけよって数人の人たちと一緒に写真を撮ってもらいました。
 私は「北朝鮮と日本人」(角川書店2014年刊)を読んでいたので、「今回は何回目の訪朝ですか」と問いかけると「32回目です」とのお答え。とても行動力のある方で共和国からも信頼されているようでした。

 ピョンヤンで一番目についたのは、スマホが当たり前で女性のファッションがおしゃれ、ヒール姿も多く、また、国産の平和自動車が多く行きかい、自転車も増えていたことです。ホテル44階のラウンジにある回転式の展望台で飲み会もして、親睦を深めておのおの感想を言い合ったり、にぎやかで楽しかったです。

 夜、部屋でテレビをつけると6チャンネルで英語版ですが世界のニュースを放映していました。全米で白人至上主義反対のデモが連日続いているようでした。

 共和国はのどかで平和な日常でした。
30カ所の見学はハードスケジュールでしたが、この2~3年で新しく造られた施設が超近代的で敷地面積も何万坪単位で驚くことも多かったです。
 一番刺激を受けたのが2015年に完成した中央階級館です。近現代史をアメリカ編、日本編、在日編と区別して、等身大の人形を用いるなど、リアルに視聴覚学習ができる仕組みでした。この70年間での防衛費が720兆ドルと記されているのが一番グサッときました。 
 共和国の人たちはどんな思いで生きて、国を守ってきたのか。これから先も統一の日まで、...と思うと本当に頭が下がりました。
 
 親族との面会はホテルでの会食と小姑(82歳)のマンションでの食事会です。電気事情の関係から真っ暗な階段を4階まで上がるときには甥が懐中電灯で足元を照らしてくれました。

 部屋の照明は十分で、歌って踊って近況など話し合いました。20人も集まってくれて、日本の報道ぶりを話すと大体わかっているようでした。笑いながら「自分たちは普段どおりの生活をしているし大学生はパソコンやスマホを使って勉学に励んでいる。学費は不要だがパソコン等購入するのに主婦もアルバイト、姪は料理上手なので食事の注文を受けて家でこしらえて配達しているし、もう一人の姪は店を出してバス停前でスナックや飲料水を売る仕事をここ4年続けている」とのこと。
 自分たちは「一心団結」しているし、指導者を信頼していて何も心配していないとハッキリ話していました。
  
 訪朝は今回で最後にするつもりだったのですが、10年後には情勢も変わっているだろうし、ピョンヤンももっと変わっていると想像されるので、欲が出てきて「10年後81歳になるけど頑張って皆の顔見に来るのでお互いに健康で頑張ろうね」と約束してきました。

 マンスデの少年学生宮殿で偶然、山村ちずえさん(朝鮮学校を守る会)一行(5人)とお会いした。28歳の孫娘さんも同伴されていて、ご自身も80代なので後継者になってもらくぃたいと思っているとお話しされたときは感動しました。

 「道は険しくとも笑って歩こう」これは共和国のスローガンです。チュチェ(主体)革命を継承・発展・完成させるための世代交代であること(世襲制とは意味が異なる)、共和国の人民は、思想と志を貫く政治指導者として自分たちの指導者を尊敬しておられるのが納得できたことが自分にとっては一番の学びになり、本当に意義のある訪朝だったと心から喜び感謝しています。           2017,9,26

  ★学習会参加者Kさんの感想です。当会の主張や見解を伝達する趣旨のものではありません。


【朝鮮半島「危機」-対話への努力】
非政府系の米朝接触の努力が行われている。主体は米国の元成否当局者や明槓専門家。
来月ノルウェーのオスロで接触の場を設ける。ここに現役の政府当局者も出席するよう打診中だという。朝鮮はチェ・ソンヒ北米局長が出席すると回答した。主催者はハン外務次官かキム第一外務次官の出席を要請している。一方、米側は「核の放棄を約束していない相手とは交渉しない」との態度で、今のところ当局の参加は未定。ではあるが、朝鮮半島の緊張緩和に向けて、この動きは歓迎できる。イランとの核交渉も民間(宗派を超えた宗教者の会合)から始まった。人の直接的なふれあい・交流を通じて誤解を解いたり、相手の主張の根拠を理解したりする努力は、すぐに目覚ましい成果となって現れなくても、大きな建設的な流れを形作る上で欠かせないことだと思われる。(朝日9.28報)


【米国、朝鮮特需に沸く】
WEB版の毎日の報道(9.27)を目にした。この度の朝鮮半島「危機」で日本の防衛費が増大したことを伝えるとともに、米国軍需産業が好景気に沸いていることを具体的に伝えている。要約すると…
 米国議会上院は9月18日、89対9の圧倒的多数で2018年度(2017.10~)予算のうちの国防予算規模を確定。マケイン軍事委員らの上方修正を受けて政府案を約600億ドル上回り総額7000億ドル(約77兆円)となる。下院はすでに同様の予算を承認済み。戦時をのぞき、前年度比2割増しという規模は史上初。国防予算の増大傾向を見て、主要軍事産業の株価も上伸。
 たとえば、ボーイングの株価はトランプ政権発足後の8カ月で60%以上、レイセオンも約25%それぞれ値上がりした。ロッキード・マーチン、ノースロップ・グラマンも共に18%ずつ上昇しており、いずれも米株式市場の指標となるダウ工業30種平均株価の上昇率(約13%)を上回っている。

これらの兵器生産企業は追加発注・前倒し発注・性能更新の対象となっている核巡行ミサイル、ICBM、戦略爆撃機、ステルス戦闘機F35を巡って受注競争の真っ最中。

次年度予算案承認の時期が迫るタイミングでトランプ氏の超タカ派演説とその後の議会運営で軍産複合体が目に見える恩恵を受けている。

★ そしてトランプ演説にあっけにとられる世界の目をものともせずに安倍首相はトランプ氏と歩調を揃えた。日本国民の税がますます多く米国からの兵器輸入に使われる。


【書評】
東京の杉原浩司(武器輸出反対ネットワーク:NAJAT)さんからのご案内。

9月15日、『亡国の武器輸出~防衛装備移転三原則は何をもたらすか』(合同出版)が刊行されました。私も池内了さん、青井未帆さんと共に編者を務めました。編者を含む15人が執筆しています。

2014年4月1日の「武器輸出三原則」撤廃から約3年半。武器の共同開発が進展する一方で、武器本体の輸出商戦での敗北が続き、自民党からは早くも「新三原則の見直し」を求める声があがっています。軍学共同についても、日本学術会議による新声明を受けて、防衛省の軍事研究推進制度への大学の応募に歯止めがかかる一方で、公的研究機関や企業の応募、採択が増加し、「軍産連携」先行の流れが見えてきています。

前著『武器輸出大国ニッポンでいいのか』(共著、あけび書房)発刊から1年。「軍産学複合体」づくりが分岐点に差しかかっている中での、タイムリーな出版になったと思います。現状分析にとどまらず、歴史的経緯や国際的視点、現場で起きている事態を踏まえることを通して、問題に多角的に迫りました。多彩な執筆者がそれぞれの持ち味を活かして、意義ある共同作業を行うことができたと自負しています。

朝鮮半島「危機」に乗じた武器貿易の拡大を見ても、「軍産学複合体」という視座の重要性を改めて感じます。日本を後戻りのきかない「死の商人国家」「戦争を欲する国」にしないために、本書が役立てば幸いです。そして、本書のメッセージがより多くの人々に届くために、ぜひご紹介いただければありがたいです。どうぞよろしくお願いします。

◆まずはご一読ください。ぜひ、ご感想をお知らせください。
◆図書館にリクエストしてください。
◆ツイッター、フェイスブック、ブログ、メール、口コミ等でご紹介ください。
◆勉強会のテキストとしてご活用ください。
◆編者、執筆者を勉強会、講演会などの講師にお呼びください。
◆アマゾンなどにカスタマーレビューを書いてください。

(杉原さんのメッセージ、ここまで)!


当面の平和をめざすアクション&イベントのご案内

【当会主催イベント】

ドキュメンタリから学ぶ平和 第二回「カメジロー」(約1時間)
10月27日(金)19時~21時
場所 神戸生活創造センター セミナー室A
参加費  なし
映画館で上映されたものとは異なる作品ですが、多くの映像資料が重なっています。映画館に行けなかった皆さんにぜひおいでいただきたいです


【仲間の取組み】
● 木曜定例アクション 毎週木曜 3時~4時半 三宮マルイ前
「安保法制に反対する市民の集い」を中心とする、「こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO」の仲間たちが道行く市民たちにトークやチラシ配布でアピール。飛び入り歓迎。

● 土曜定例アクション 毎週土曜 1時~2時 三宮マルイ前
「辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動」と賛同する市民が一緒に、辺野古の海の埋め立てに反対し、沖縄のことをみんなで考えようとアピール。三線のしらべも。

● 毎月第三水曜 街角歌声アクション 18:45分から JR元町駅 東口 南側
「ピースキャンドルこうべ」と飛び入りの市民が平和を呼ぶ歌を次々と歌うアクション。
次回は10月18日。

● 憲法をこわさせないための意見広告賛同者募集中。(8/28の記事「視点をしっかり定めて」の末尾の情報参照)

● 中野晃一講演会―自己保身解散に怒る市民にとって手をつないでうねりをつくるための絶好の機会。講演後の交流会では選挙の取り組み方が話題になりそう。
演題 「アベ政治をやめさせるとき社会は変わる」
9月30日(土) 14時~17時
場所 兵庫県民会館 けんみんホール
前売り券 500円 当日券 800円  キッズスペース、手話通訳あり
主催 市民が変える政治とくらし 中野晃一講演会実行委員会
連絡先:090-3652-8652 高橋 saltshop@kobe.zaq.jp

● 目取真俊講演会 「辺野古基地建設を止めよう!」
主催:こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO
10月14日 15時~18時まで 中華会館東亜ホールにて



最大の脅威・最大の嘘

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猫にだって意志はある。花束のそばで撮りたかったのに、どうしても足から離れないという。足フェチ猫ちゃん。

【世界が驚きあきれたトランプ演説】
国連でのトランプ大統領の演説が話題になっている。最大級の言葉で朝鮮民主主義人民共和国を悪魔化し、イランとベネズエラを道連れにした。英語圏では「国連72年の歴史上最も荒唐無稽」(Strategic Culture Foundation)とも評され、このたびトランプ大統領によってならず者三兄弟の一つに指定されたイランは「無知で野蛮で憎悪に満ちた」演説とコメント。核合意(米国はイラン敵視をやめ、イランは核開発をしないと約束)をイラン側から破棄することはない、と断言。フランスもイランとの核合意は世界平和にとって必須とし、トランプ大統領のイランとの合意破棄をほのめかす言葉に対抗した。ロシアゲート(これ自体は根拠に乏しい)で守勢に立たされ、ロシア制裁決議に署名することで大統領権限を制限された憤懣から、朝鮮でもどこでもいい、とにかく米国の外に敵はいる、と宣伝し求心力の回復を図ったのだろう。

【世界平和にとって最大の脅威は?】
・世界の世論
トランプ大統領は朝鮮が世界の最大の脅威だと言ったとき、断固たる態度で大嘘をつけば世間を騙せると言ったゲッペルスの言葉に従ったのだろうか。
ここで、ある国際世論調査を思いだした。
あちこちで引用されている、WIN/ギャラップ・インタナショナールが2013年に実施した65か国を対象にした国際世論調査(2013年実施)だ。

→ 2013国際世論調査


質問―どの国が今日の世界平和への最大の脅威だと思うか
回答したのは全世界で67,806人。
1位 米国(24%)
2位 パキスタン(8%)
3位 中国(6%)

この調査会社は同じ項目での調査をその後していないが、ピュー・リサーチセンターが2013年と2017年に実施した国際世論調査がある。30か国で行っている。この30か国は、ベネズエラ以外は米国の同盟国か準同盟国で、質問は「あなたの国にとって米国は脅威だと考えるか」。35%がYESと回答している。

背景には、もちろん「自衛」名目で武力攻撃を始めたイラク戦争やリビア、シリアの破壊があるだろう。
米国の振る舞いに脅威を感じないのは日本のほか数少ない「同盟国」だけだろう。
しかし、実は平和学を創始したヨハン・ガルトゥング氏が指摘するように、日本の政財界も米国の力の前におののいているのかもしれない。「言うことをきいておかないとヤバイ」
この世論調査の結果は人々の認識を示すもの。その国の政治指導者への信頼感の問題だ。


・軍事力はどうだろう。
世界の軍事支出 上位15か国(Forbes調査)
→ Forbes軍事支出調査
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上のグラフはForbesという、世界の長者番付を発表することでよく知られた経済専門誌が提供しているもの。これは現在世界中で軍事に支出されている費用を国別にグラフにしたもの(把握できた限りで)で米国の支出が群を抜いていることが一目でわかる 。
割合を見ると
1位の米国は 36.6%
2位の中国は 13.0%
3位のロシアは 4.1%
米国は世界第2~10位までの国々の軍事費を合計したよりも多くの額を費やしている。
平和憲法をいただく日本もこの上位15に入っていて、第8位。
ちなみに、トランプ大統領が国連で「現在世界で最大の脅威となっている」と断言した朝鮮民主主義人民共和国は15位の中には入っていない。
トランプ大統領は国連演説の中でイランや朝鮮など、自らが敵視する国の今後の攻撃力(ミサイルの射程距離)を問題とした。それなら、ずっと前から全世界に届く武力を有する米軍は世界にとっての少なくとも潜在的な脅威というべきだ。それに、信頼感の喪失と世界を破壊できる武力の両方を兼ね備えた国は米国をおいてはない。

・理不尽な武力行使の実績
武力行使の「実績」をみても、第二次大戦後米国が軍隊を投入して破壊した国は朝鮮、べトナム7、アフガニスタン、イラク、リビア、シリア、とたくさんあり、破壊しようとした国もキューバやチリなどたくさんある。今回の演説でベネズエラも候補にされた(すでに工作が始まっている模様)。
このたび「最大の脅威」とレッテルを貼られた朝鮮は朝鮮半島の外に軍を進めたことはない。いかなる外国をも攻撃したことはない。核開発していることが脅威とみなされる原因だが、その目的は「自国の防衛」であって、妥協することなく戦うとの態度表明にも、「米国が攻撃をしかけるなら」という条件がついている。実際、脅威のレベルだけをいうなら、朝鮮のミサイル上空通過の脅威は、日本の領空を毎日自由に飛び回って事故を頻発させているオスプレイにはとてもかなわない。

★「朝鮮は世界平和にとって最大の脅威である」、というのは最大の脅威を与える政治指導者の口から出た真っ赤な嘘だ。


【人権問題と平和】
トランプ大統領は「朝鮮=最大の脅威、ならず者」との印象を強めたいために朝鮮国内での人権侵害にも言及。人権問題は実際あるのだろう(推定)。しかし、Brave New Films(Greenwald主宰のドキュメンタリ製作集団)は米国の統治システムによる国内の人権侵害を日々告発し続けている。移民や移民の子どもたちへの迫害や警官が黒人市民を簡単に射殺する事件がいくつかあったし報道されもした。ほかにも、夜中に赤ちゃんの紙おむつを買いに出ただけで不審人物とされて拘留され、返金されない保釈金(200万円ぐらい)を払うのにローンを組まなくてはならず、貧しい家庭がますます困窮する、などの事例がいくつも報告されている。銃製造・販売業者の利権がからんでどうしても銃規制法が成立せず、民間人が保有する銃による死傷事件が発生し続けている。たとえばこの9月20日だけでも全米の銃による死者は20人を超えている。 
全米の銃の犠牲者

これが、人権を何より大事にする国の姿だろうか?どの国にも人権問題はある。日本も国連人権理事会からたくさんの勧告を受け取っている。人権問題を理由に互いへの憎悪を煽って武力介入を正当化してもいいのなら、世界の破壊が進行するだけではないか。人権問題を大国が内政干渉するために利用させてはならない。世界が社会体制の違いを越えて人権意識を高める取り組みの道半ばにあることを自覚するなら、相互に友好的に人権問題の解決のために支援しあえるはずではないか。本当に人権侵害の被害当事者のことを考えるのなら。

【核廃絶への道はどこに】
イラク戦争を始めるときのブッシュのウソに騙されたアメリカ人が再び、あのときとそっくりなトランプ大統領の言葉を信じるとは思いたくない。国連でのトランプ演説を聞いた各国指導者のうちご満悦だったのはイスラエル首脳だけで、米国のケリー大統領首席補佐官は顔を手で覆っていたという観察もある。イランとベネズエラと朝鮮を「ならず者」に指定した上、オバマ政権の数少ない国際政治への貢献の一つであるイランとの核合意を破棄しかねない言辞を吐いたので、フランスやロシアから公然批判されたものだが、日本の有権者はどう見ただろうか。安倍首相はトランプ大統領支持を宣伝するためというより、国連を拡声器として活用するために危機おありに余念がなかったが朝鮮半島を非核地帯にするためのステップなど何も考えていないし提起したことがない。たまには先輩のアドバイスを聞いてほしいものだ。(福田元首相の言葉「制裁、制裁では解決しない」「交渉を始めるには、核の問題とは別に経済支援を行うなど融和政策が必要」9月17日付け朝日)
核保有国の増加を憂慮すればこそ、東北アジアを非核地帯にするための現実的な方法を考える必要がある。トランプ大統領が選挙戦中に言ったように、「どこの国も敵視しない」アメリカになってくれたら世界はどんなに平和になることか。当面、米国の朝鮮敵視政策が地域のリスクを高めてきたという事実を広く知ってほしい。それをやめることが最初の一歩だろう。

次のリンクのStrategic Culture Foundationの2017年8月7日の記事を参考にした。

Eric Zuezeeの論考

どなたかがその記事を翻訳しておられる。
→ Eric Zuezee記事和訳


【沖縄のこと】
北上田毅さんが今日講演会を開く。演題は「辺野古は今どうなっているのか~混乱をきわめる防衛局」。サブタイトルが気になる。おそらく講演概要などあとで発信されるだろう。
北上田さんのブログはこちら→
チョイさんの沖縄日記
いつも、大手メディアの報道に惑わされないための視点と事実の暴露をありがたく読ませていただいている。引き出される結論は「あきらめるな!」「あきらめてる場合じゃない」ということ。


【当会主催イベント】
ドキュメンタリから学ぶ平和 第二回「うりずんの雨」(変更の可能性あり)
10月27日(金)19時~21時
場所 神戸生活創造センター セミナー室A
参加費  なし

【仲間の取組み】
● 木曜定例アクション 毎週木曜 3時~4時半 三宮マルイ前
「安保法制に反対する市民の集い」を中心とする、「こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO」の仲間たちが道行く市民にトークやチラシ配布でアピール。飛び入り歓迎。

● 土曜定例アクション 毎週土曜 1時~2時 三宮マルイ前
「辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動」と賛同する市民が一緒に、辺野古の海の埋め立てに反対し、沖縄のことをみんなで考えようとアピール。三線のしらべも。

● 毎月第三水曜 街角歌声アクション 18:45分から JR元町駅 東口 南側
「ピースキャンドルこうべ」と飛び入りの市民が平和を呼ぶ歌を次々と歌うアクション。
次回は10月18日。 9月20日はブルース・ハーモニカの雪井さんも参加して一段と素敵なアクションになっていた。

● 憲法をこわさせないための意見広告賛同者募集中。(8/28の記事「視点をしっかり定めて」の末尾の情報参照)

● 中野晃一講演会―自己保身解散に怒る市民にとって手をつないでうねりをつくるための絶好の機会。講演後の交流会では選挙の取り組み方が話題になりそう。
演題 「アベ政治をやめさせるとき社会は変わる」
9月30日(土) 14時~17時
場所 兵庫県民会館 けんみんホール
前売り券 500円 当日券 800円  キッズスペース、手話通訳あり
主催 市民が変える政治とくらし 中野晃一講演会実行委員会
連絡先:090-3652-8652 高橋 saltshop@kobe.zaq.jp


効かないクスリ

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萩。ああ、もうこんな季節なのですね~

【有害無益なミサイル発射対応訓練】
この訓練を批判するアクションが当初の予定を延期して14日木曜に行われた。あちこちでそんな訓練が行われているらしいが関西では西宮市が17日に予定している。20数人が武庫川団地駅前に集まり、ポスティングと駅前でのチラシ配布に分かれて、対話で解決を!ミサイル発射に対する訓練などの危機感煽りをやめて!と批判。道行く人との対話も追求しました。チラシを受け取る人からは「(反対アクション)がんばって」「頭かくす訓練ってアホやなあ」などの反応があった。中には「怖い、怖い、相手は何言うてもわからんからな」と言って逃げる人も。今世界が確認しつつあるのは圧力も制裁も朝鮮の核開発を止める上で効果はなさそうだ、ということ。
これまでの「圧力に屈するまで口をきかない」路線から本当に有効なアプローチに転換するのは早いほどいい。


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世界にこんな写真が報道されて(BBC)、恥ずかしい…

【問題の根っこにある朝鮮戦争】
何が朝鮮を核武装に向かわせたのか。それは米国の朝鮮敵視政策だが、その始まりは朝鮮戦争だ。朝鮮が38度線を越えて軍をすすめたのは、ジュネーブ協定で統一選挙を行うと決まっていたのにアメリカがそれを無視して38度線から南だけの単独選挙を強行したから。現在の対立の根っこである朝鮮戦争はそうして始まり、まだ休戦となっているだけで正式には終戦には至っていない。米国軍需産業にとっては米韓合同軍事演習などの「必要性」は少なからぬ利益の源泉なのでこのキナ臭さをいつまでも維持したいのだろうが、朝鮮の軍事力はおおかたの予想を超えるスピードで飛躍的に育ってしまった。
圧力としての制裁は少なくとも対症療法のつもりかもしれないが、この「クスリ」の効き目には期待できないというのが専門家の一致した見解だ。朝鮮の核武装という「病理」をなんとかしたいなら根本原因である米朝の敵対関係を転換するしかない。(朝鮮のミサイル実験がこわいと言う人がはるかに強力なアメリカの核をこわいと言わないのは、日米関係は敵対的ではないと信じているから)朝鮮戦争を正式に終わらせて~!日本の政府にも米国にそういう働きかけをしてもらいたい。それが日本にできる外交努力ではないだろうか。


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武庫川団地駅前のいちょうに実がいっぱい!

*当会の9.16.特別企画「ケニアから見た平和―国際協力の現場から」レポート*

自己紹介の後、たくさんの写真を交えながら報告をしてくださいました。概要をレポートします。

【平和とは?】
平和とは?暴力とは何かをまず考える。①直接的暴力②構造的暴力(様々な制度などにより人権が守られていない状態)③文化的暴力(ブルカの着用禁止といったアイデンティティの発揮を妨げられる状態)消極的平和は、戦争をなくそうという取り組み。積極的平和とは、直接的暴力だけでなく、構造的暴力や文化的暴力をなくしていく取り組み。

【ケニアってどんな国?】
ケニアでは、国民国家の条件である、安全保障・自由・法律・正義・社会保障といったものが不足している。ケニアは赤道直下なのでまず暑い。ビクトリア湖という大きな湖の環境汚染がひどい。47の郡に分かれ、カカメガ郡の西のほうのワシアンカラ村に入った。1614世帯8203人の村。ケニアは日本の1.5倍の面積の土地に4725万人が居住。100年前の人口が700万人だったので、人口が急増しインフラが追い付いていない。100くらいの民族が居住。あいさつが「あなたはどこの部族か?」で始まるほど大事。民族対立も起きやすい。言語はスワヒリ語だが、田舎にも英語が通じる人がいる。1963年に独立。通貨はシリング。感覚的には1シリング10円くらい。宗教は伝統宗教が多く、カトリック、イスラムが次ぐ。

【国際協力プロジェクトに従事】
カカメガプロジェクトに従事した。支援には、緊急人道支援と開発支援があるが、後者。その中のコミュニティ開発の分野。村に欠けているもの調べてフォローする。ODAを使っているので公益性が求められる。内容は①エコサントイレの導入②水道システムつくり③改良かまどの導入④農業開発⑤女性のエンパワメント。
① 学校のトイレが不衛生。スウェーデン製のエコサントイレを建設。半年使用し灰をかけておくとさらに半年で乾燥し、無臭の有機肥料になる。「下痢の子が減る」と言って説明し設置。
② こどもが往復4時間かけて水汲みしている状態。手掘りの井戸があるが、15メートルくらいで不衛生なもの多い。100メートルの深さまで堀り、タンクにあげて180世帯に水道管で水を供給。電気代が不当に請求されるので節電のため太陽光パネルや良質のメーターを設置。政府に工事を依頼すると20年待たされるので、スタッフが自ら工事。
③ 村のおきてで女性は木を植えると子どもを妊娠しなくなると言って禁じられていた。女性は遠くまで薪を取りにいかなければならない。女性の長老を説得。自ら木を植えてもハンサムな子どもが生まれることを示し、タブーがなくなった。マリンガの苗木を育て薪を遠くまで取りに行かなくても済むようにした。現金収入も得た。かまどは3つの石の上に積むだけのものだったので、煙がすごく女性が泣きながら炊事をしていた。鍋とかまどの隙間をなくしたり煙突で煙を逃がすシステムを現地の人と一緒に開発。その女性はほかの家のかまども作っていた。

【見えてきた問題】
いろんな問題を感じた。①植民地時代にイギリスが金を採掘。今でも砂金が取れるため、住民の許可を得ずに政府の許可だけを得て業者が採掘している。農地が水浸しになり使えなくなる。
②ムラ政治の弊害。長老が悪いことをしても見逃される問題。③モンパサの要塞という世界遺産も保存されておらず子どもたちがサッカーでボールをぶつけていた。④鳥の締め方が残酷⑤警察が機能していない。交通事故にあったが警察に行こうと相手に言っても「金をとられるからやめてくれ」と言われ、ほかの人が仲介に入るとか。⑤国際機関が関わって作った「レイプは犯罪」という看板自身がショッキングな内容だった。良かったことは、大統領選挙の不正が3度目でやっと裁判所によって認定され、10月17日に再選挙が行われることになったこと。現職側が選挙のシステムをハッキングし、開票後もシステムが継続した結果、人口よりも多い票数が明らかになったため。

【まとめ】
エンパワメントは、実践的なニーズ(安全な水がないとか)だけでなく、戦略的なニーズ(タブーに縛られて女性が木を植えられないとか)にもこたえる必要がある。どんなに時間がかかっても村民自身が経験することが大切。村民はとても政治が大好きで話し方を知っているのでそれを活かすことができないかと思った。これからしたいことは、キテンゲという伝統布があり、ワックスプリントでバッグとかいろんなものを作っている。優れた縫製職人もいる。彼らの製品を販売して生活支援をしたいし、優れた文化を日本の人にも知っていただきたい。(実物の紹介あり)

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アフリカの伝統布、キテンゲで作られたバッグ

【質疑応答】
―2007年にケニアに行ったので現在の状況をもっと知りたい。プラスチック規制とか。根本的には公衆衛生教育とか循環を考えるとか、人づくり・教育が大切ではないか?
・9月からプラスチック製品が禁止となった。ビニール袋などが環境破壊を引き起こしたため。しかし代替製品の開発を伴わないのでNGO活動にも支障が出ている。教育の大切さは同感。ただ、ODAの事業なので3年で結果を出すことが求められた。3年で意識改革は難しい。明日のことを考える生活スタイルになっていないところで壁を感じた。
―飢餓は?病気は?スラムの比率や教育制度は?
・ケニアの北部では乾燥地帯があり、イスラム過激派がリクルートしているとのことだったので、飢餓があったかもしれないが、私の入った地域は川・木々、フルーツもあり何とか暮らしていける地域だった。病気は、腸チフス・マラリア・コレラといった感染症が多かった。教育は有料。1年生から8年生まで。家庭の事情で進級できない子も多かった。一部が高校に、そのまた一部が大学に進学。奨学金制度はあったが5%の自己負担分の支払いに困っている人がいた。
―サファリツアーでケニアに行った。ホテルで暮らしたので現地の人たちの役に立つのか疑問だった。
・観光業がもっと盛んになってほしいが、賄賂が多いので人々の暮らしの改善になるかは疑問。
―アフガニスタンのような部族国家というのはあるのか?
・部族ごとで政治をしているというのはなかった。    以上、文責 H.T.


*平和をめざすアクション・イベント紹介*
【当会主催イベント】
ドキュメンタリから学ぶ平和 第二回「うりずんの雨」(変更の可能性あり)
10月27日(金)19時~21時
場所 神戸生活創造センター セミナー室A
参加費  なし


【仲間の取組み】
● 木曜定例アクション 毎週木曜 3時~4時半 三宮マルイ前

「安保法制に反対する市民の集い」を中心とする、「こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO」の仲間たちが道行く市民たちにトークやチラシ配布でアピール。飛び入り歓迎。

● 土曜定例アクション 毎週土曜 1時~2時 三宮マルイ前
「辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動」と賛同する市民が一緒に、辺野古の海の埋め立てに反対し、沖縄のことをみんなで考えようとアピール。三線のしらべも。

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先週土曜に「神戸行動」さんの定例アクションは156回目を迎えました!毎週、毎週、毎週...

● 毎月第三水曜 街角歌声アクション 18:45分から JR元町駅 東口 南側
「ピースキャンドルこうべ」と飛び入りの市民が平和を呼ぶ歌を次々と歌うアクション。
次回は9月20日。
 

● 「標的の島 風かたか」上映会
17日(日)10時~と13時半~の2回。
場所 神戸市勤労会館 2階 多目的ホール
参加費 当日券1000円
主催 神戸上映実行委員会
  

● 憲法ひょうご 第19回ピース・セミナー
9月20日(水) 19時~20時半
講師 西澤 暲(あきら)(フリーアナウンサー)
「神戸空襲に思う いま改めて平和への願いを語る」
参加費 500円


● 「わたしの協力、わたしの挑戦」(新長田まちなか勉強会第34回)
9月24日(日) 13時~(ガザ編) 15時(ケニア編)
報告は今日の当会主催ケニア報告会と同じく多田茉莉絵さん
場所 どろアトリエ(アスタくにづか5番館2階)
参加費 500円


● 中野晃一講演会
演題 「アベ政治をやめさせるとき社会は変わる」
9月30日(土) 14時~17時
場所 兵庫県民会館 けんみんホール
前売り券 500円 当日券 800円  キッズスペース、手話通訳あり
主催 市民が変える政治とくらし 中野晃一講演会実行委員会
連絡先:090-3652-8652 高橋 saltshop@kobe.zaq.jp

交渉開始のポイントは「無条件」

米朝045
8・31付朝日に掲載された米朝関係の年表。

【朝日新聞に電話】
数か月前に似たような年表が掲載されたときに朝日新聞の編集室に電話して、「米側の約束不履行をひとつも書かないから、まじめに読むと朝鮮が一方的に悪い、どうしようもない連中だ、という印象になる。そうやって一方だけが悪者だという雰囲気を高めることは東アジアからキナ臭さを消す上でマイナスにしかならないと思う。次回は公正な年表を掲載してほしい」と伝えた。「貴重なご意見をありがとうございました」とのみ返答があった。今回も、1994年と2005年の合意がなぜ破綻したのか書いていない(上の年表で黒くマークして「理由」と書き込んである箇所)。ただ、9月4日付けの紙面は前より少しましになったような気がする。(後述)

(いつも掲載している自然をめでる写真は末尾に。塩屋浜の夕暮れなど)

【米朝のふるまいを整理】
上の年表に沿ってこれまでの経過を整理してみよう。
1993年 
朝鮮、NPT(核不拡散条約)脱退を宣言。核開発に向かう。
国連、朝鮮にNPT復帰要請
1994年 
米朝枠組み合意(米は軽水炉を提供し、朝鮮は核開発を放棄する)
エネルギー問題の解決に米も協力。朝鮮は独自核開発しないという内容
      → 破綻
理由:このときの軽水炉はラムズフェルドが取締役のひとりであった会社の製品で朝鮮は代価を支払ったが、その後の技術移転やメンテナンスの提供はなく、実際稼働にまで至らなかった。米側の契約・合意不履行により破綻した。
 (ここまではクリントン政権)

2002年 
ブッシュ、朝鮮を「悪の枢軸」の一つと名指しする。
この頃「ならず者をかくまう国はならず者」発言→タリバーン政権は証拠の提示があればビン・ラーディンを引き渡すと応じたが、その要請に応えないままアフガニスタン爆撃(当時ビン・ラーディンはアフガニスタン政府の客人)
2003年 
朝鮮、再びNPT脱退宣言
6者協議開始 (米朝韓中日露)
3月、米主導の有志連合、イラクに侵攻
(大量破壊兵器はないとの報告が米政府にあげられていたにもかかわらず)
2005年 
朝鮮「自衛のための核開発」表明
「アフガニスタン、イラク、リビアの例から(核をもっていないと米に破壊されるとの)教訓を得た」とのちに表明。

9月 6者協議共同宣言(朝鮮は核を放棄し、米は侵略しない約束)
直後(9月中)米による対朝金融制裁→上の合意は破綻
理由:(2007年の項までを参照してください)
(制裁の理由として偽ドル事件をねつ造→
このねつ造と制裁で宣言は反古になり、朝鮮は核開発を再開)
2006年 朝鮮、ミサイル実験。それに対して国連の制裁決議
2007年 
ドイツで米朝協議、米は事実上、偽ドル事件は濡れ衣と認めて金融制裁を解除すると伝達したが、凍結された資産は返還されず、その後の核開発への制裁も解除されず、6者協議は破綻したまま(朝鮮「被告として協議に戻る気はない、制裁解除と平和のための協議が先。信頼の醸成なしに核放棄はできない」と主張)。(この偽ドル事件の顛末はほとんど報道されなかった)
この頃、イラク戦争は正規軍の戦闘は終了していたが米による武力占領下で武装勢力との戦闘は激化し、国土の破壊は進行、国民の4分の1が難民化

◆ 米が侵略しないと約束するなら核開発はしない」という東北アジアの非核化をすすめる上で有意義な合意が二度、米のふるまいにより破綻した。
一方、朝鮮は、国際舞台での正式表明を見るかぎり、無条件に米国を敵視しているわけではない。どんな表明をしてきたのか?


【朝鮮国連大使の表明】
2006年国連での朴吉淵国連大使の演説を要約すると...
・朝鮮民主主義人民共和国(以下「朝鮮」)は朝鮮半島の非核化を望む。
・朝鮮は米国の大規模軍事演習を含む軍事的脅威にさらされている。
・米国の脅威がなくなれば朝鮮が核を保有する必要もなくなる。
・核のない朝鮮半島の実現を真摯に望むがゆえに米国に何度も交渉を提案してきた。
・その交渉と対話を通じていっさいの敵対的な政策は放棄されねばならない。
・ブッシュ政権はこの交渉への呼びかけに応えるのではなく、制裁と経済封鎖で対応している。
・朝鮮はやむをえず、自国の存続と防衛のために、核保有国であることを宣言することにした。
・以上の経過により核実験に踏み切ったが、交渉と対話で朝鮮半島全域の非核化の実現をめざす意思は今も不変である。


【米国の反応】
この態度はオバマ政権時にも変わらなかったが、オバマ大統領は「戦略的忍耐」というフレーズを使って交渉拒否を続け、日韓合同軍事演習も継続。トランプ氏は選挙戦の最中は交渉してみせると言ったが大統領に就任してからは、軍事的威嚇と緊張を高める振る舞いがエスカレートしていることを除けば前任者と基本的に同じ態度(交渉開始に条件をつける)。

【二種類の交渉】
みんなが交渉を!と言っているのに始まる気配がない。
朝鮮の提案は「無条件の交渉、現状から出発した交渉=自衛のための核兵器を保有していると表明している朝鮮と軍事的威嚇を続けている米国の交渉」である。


一方
安倍首相が「対話のための対話は無意味」という分脈で「相手に交渉の用意がないことは明らか」などというときの「交渉」は核放棄を前提とした交渉で、米国に屈服したあとでの交渉。米国が「相手が自ら交渉の場に出てくるまで圧力をかける」というときの「交渉」も核放棄を前提としている。そうでない交渉なら朝鮮が何度も提案しているので始められないわけがない

米朝の敵対関係が続いていて、朝鮮は自衛のためと考えて核武装を進めているという現実から出発した、和平のための交渉、無条件の交渉が必要だ。


【朝鮮半島非核化の願いに逆行する国々】
核開発反対はみんなの思い。朝鮮半島の非核化はみんなの願い。
なのに、米国のほか、朝鮮、韓国、日本という、朝鮮半島有事の際に大きな被害を被る三つの国の政府が非核化に逆行している。
・朝鮮は、威力ある核弾頭の開発とそれをICBMに搭載可能にする弾頭小型化に邁進。
・そこへ追いやってきたのが米国の世界でのふるまいと対朝鮮政策だといえる。
・さらに、8月30日、韓国国防相は米韓国防相会談で、韓国への「米軍戦術核の再配備」に言及したが、現に今も韓国内に核兵器が配備されたままになっているともいわれている。(朝鮮のいう「非核化」は米国の核兵器の撤去も含む)
・日本は小泉政権時に6か国協議の成功に貢献したが、それ以外では拉致問題を最優先させて、その解決なしには交渉を始めないという態度。核開発問題では無条件の交渉をとりもつどころか、米国に軟化しないでほしいと要請している。朝鮮の核を無害化→廃棄に向かわせる現実的提案は皆無である。朝鮮の「暴走」を利用して軍拡に励んでいる。


【米国へのお願い】
以上の整理に間違いがないなら、朝鮮半島の非核化の鍵は米国が握っている。米国に次のことを要請したい。
・無条件で交渉を始める(朝鮮がすでに提案)。
・朝鮮戦争をきちんと終わらせ、敵対関係を終了する(朝鮮がすでに提案)。
・準国連軍として韓国に駐留させている米軍をひとまず撤退させる(朝鮮戦争が終わると駐留の根拠が消滅)。
・首脳斬首計画を含むような、敵対的な大規模軍事演習は終了する。
・その方向に進むことを現実的条件として朝鮮の核開発中止と保有している核の放棄を協議する。
・NPT加盟国としての米国の義務を誠実に履行する(保有核兵器の削減から廃棄に向かう)


【日本がとるべき道】
東北アジアの平和に大いに関係がある日本としてはどうするべきか?
9月4日朝日に掲載されたピース・デポ特別顧問梅林さんのコメントを紹介する。(これを掲載したことが、最初に書いた、朝日が少しマシになったように思えた理由)

「北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)と核開発を進める目的は、米国と交渉して自主独立の国家体制を維持すること。日本への脅威が一段と上がったわけではなく、北朝鮮が日本を標的にする意味はほとんどない。今回の実験は北東アジア非核地帯を真剣にめざす契機ととらえるべきだ。
北朝鮮に、核軍縮に逆行する核開発の放棄を促すには、日本も転換が必要。米国の「核の傘」に依存し、核兵器禁止条約に背を向けるような政策を見直さなければ説得力がない。」

この記事のすぐ隣に拉致被害者家族の有本嘉代子さんの言葉が掲載されている。
「核、ミサイルも含め、対話の場を模索した方が拉致問題の解決に近づくのでは」


【日韓以外の国々は】
圧力も制裁も朝鮮の核開発をとめることができていない。核を保有しなければ米国に滅ぼされるとの朝鮮の確信は深いし、制裁には抜け道がたくさんある。今までより制裁を強化するといっても中露がかかわる石油パイプラインはとめられないだろう。供給される原油の性質から、いったん停止すると中で固まって、パイプラインを再稼働できなくなるから。このパイプラインで朝鮮に供給されている原油は年間50万トンほどで、需要の半分にあたるという。経済的には朝鮮を完全に孤立させることは難しそうだ。相互に依存している貿易関係の中で、朝鮮を完全に孤立させると損失を被る国も多い。物資不足になって体制が不安定化することを期待する向きもあるようだが、中国は朝鮮の体制崩壊の結果、難民が大量に流入することは望んでいない。
4日の国連安保理で日米が制裁の強化を訴えたが、中国とロシアは「強く非難する」と言いつつも「平和的に解決すべき」「ただちに交渉を開始すべき」と主張した。


朝鮮と国交のあるイギリスの放送局BBCが、今回の水爆実験のあとのネット配信でこんな見通しを語っている。
Containment and deterrence will now come to the fore as the world adjusts its policy from seeking to roll-back Pyongyang's weapons programme to living with a nuclear-armed North Korea.
「世界が、朝鮮の武装プログラムの巻き戻しの追求から核武装した朝鮮との共存へと政策を調整する中、封じ込めと抑止が前面に出てくるだろう。」
同じ記事の中で、NPT非加盟のインド、パキスタン、イスラエルが核を保有しつつ存立を許されていることにも言及している。少なくとも朝米戦争ではなく共存しかないよ、と示唆しているように読める。

◆ 圧力をかけて核を放棄させることはできないと気付くのが先か?完全に米国本土攻撃に使える核武装が完成するのが先か?

安倍さんは脅威が最高レベルに達したなどと煽っているが、日本が標的になるおそれがあるのは米軍に自由に国土を使わせているから。

◆ 日米安保をやめれば脅威はなくなると人々が気づくのが先か?自衛隊と米軍の一体化をもっと進めて、朝鮮と本当の敵対関係ができてしまうのが先か?


【市民の安全の担い手は市民】
米国がカギを握っているといっても、日本の市民に出番がないわけではない。いや、人々の安全を最優先に考えるのはどこの国家でもなくすべての国の市民だ。
「無条件の交渉を始めるよう、米国に要請せよ」の声を政府に届けたい。「無条件の交渉」と強調しなくてはならない。

一刻も早い無条件の交渉を!

【主催イベント・仲間のアクション】
●西宮市が9月17日に、朝鮮のミサイル発射実験に備えた避難訓練を計画している。
この安全確保に対しては無意味無効な、脅威をあおるだけの避難訓練計画に対して、西宮市民が訓練に反対し、対話で解決するしかないと訴えるチラシを避難訓練の地域でポスティングしようとしている。
西宮市外からの参加も歓迎される。
9月12日(火)pm10時 集合 12時まで
配布枚数3000枚
阪神電車 武庫川線 (武庫川駅で乗り換え)武庫川団地前駅

●マルイ前での定例アクション
木曜は3時~4時半、土曜は1時~2時。
木曜の「こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO」のアクションでは、シール投票という手法が取り入れられるようになっている。今のテーマは朝鮮の核開発問題、どうする?圧力と制裁?対話で解決?

●KOBEピースiネットの特別企画
16日(土)10時~12時 ケニア報告
パレスチナとケニアで国際協力に携わってきた多田茉莉絵さんが「ケニアから見た平和―国際協力の現場から」と題して報告する。写真満載。武力に無縁の国際協力について学べる。
場所:神戸生活創造センター (JR神戸駅南東へ徒歩3分クリスタルビル5階)
 セミナー室)
無料 (席は20名分)

17日(日)『標的の島 風かたか』上映会
10:00~と13:30~の2回 
場所:神戸市勤労会館多目的ホール
   前売り 800円  当日 1000円 
連絡先:090-3975-0670(松谷)


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神戸では珍しい自然海岸、塩屋浜。夕焼けを見ながらのビールは最高。

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我が家からは30分で行ける須磨浦山上遊園までの山道で足元をみると、あら!玉虫が。水場で砂ぼこりを落として撮影。



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