●
17日に那覇のセルラー球場で、「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設! 沖縄県民大会」が当初目標の1万人を大きく上回る3万5千人の参加で開催されました。大会のライブ映像と決議文をこの記事末尾で紹介します。神戸の行動の写真
●連帯アクションこの日、各地で連帯のアクションが行われ、京都70人、大阪150人、東京横田250人、と報道(朝日)されています。神戸での私たちの行動は報道されませんでしたが、70人の参加でした。短期での宣伝でうまく行くのか心配でしたが皆さまのご協力のお蔭で、小規模ながら元町商店街を中心に効果的なアピール行動を展開しました。皆さま、ありがとうございました!
コールを紹介します。
普天間基地はすぐ閉鎖!
辺野古の新基地 絶対反対!
辺野古の埋め立て 絶対反対!
辺野古の海は世界の宝
沖縄県民 基地はいや
政府は民意に逆らうな!
新基地建設 あきらめろ!
国際平和支援法 ほんまは戦争支援法
戦争支援は おことわり!
憲法九条 壊すな!
憲法九条 変えさせない!
パーランクのリズムに乗って元気にコールし、途中では、「月桃」を歌いました。
https://www.youtube.com/watch?v=tdTBKvXtD_k
ここに、2011年のライブの様子があります。この歌をつくった海勢頭さん自身の説明が示唆に富んでいます。
あとで、県民大会でも海勢頭バンドが登場してみんなで「月桃」を歌ったと知り、とっ
てもうれしく思いました。神戸まつりもあったので元町商店街も人通りが多く、アピール
しがいがありました。これからこそ!と新基地建設阻止の運動を大きくする決心を固めました。
●シール投票もこの、辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動との共催の行動に先立って、KOBEピースiネットとしてJR元町駅前で「辺野古新基地建設 賛成?反対?シール投票」を行いました。神戸まつりの日でもあったためか、親子連れも多く、母親が展示したパネルを見ながら子どもに説明する場面も多く見られました。人待ち顔の若い人も、考えてみたことがなかったけど、と言いつつ、ボード前まで行って投票してくれました。休日は少し心の余裕があるからかも?

(この写真はダブルクリックしてください。右に投票ボードが表示されます)
結果は 178人が投票。うち賛成は25人、反対は131人、「わからない」は22人。少しでも沖縄で起こっていること、沖縄を巡って国がしていることを知らせる機会になったと思います。このシール投票は全国で行われているので、結果を集計して、すべての国会議員と官邸に届けます。
●次は5・24国会包囲行動5・17の沖縄県民大会には全国からも新基地NOという声を合わせたい仲間が駆けつけました。今度は全国の声を首都に集めよう、ということで5月24日に国会包囲行動が計画されています。

(これもダブルクリックしてください)
● みんな、観よう、聴こう、読もう!
◆「止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会 ライブ配信」(2:18:03) 2015/05/17
https://www.youtube.com/watch?v=kVOHEn7OqlA
◆5・17 戦後70年 止めよう!辺野古新基地建設 沖縄県民大会 決議文今年は戦後70年の節目の年である。私たち沖縄県民は悲惨な地上戦により住民の4人に1人が犠牲となった。戦後27年間は米軍占領統治下におかれ、日本国憲法は適用されなかった。本土復帰から43年目を迎える今も、米軍基地あるがゆえの事件や事故に苦しみ続けている。私たち沖縄県民は長年にわたり、自ら望んで持ってきたわけではない米軍基地を挟み、「容認派・反対派」と県民同士が対立し、分断され続けてきた。
こうしたなか、昨年の名護市長選挙、名護市議選挙、沖縄県知事選挙、衆議院選挙の沖縄4選挙区のすべてで、米軍普天間基地移設に伴う名護市辺野古への新基地建設反対の圧倒的民意が示された。ところが、安倍政権は、前知事が公約をひるがえし行った公有水面埋め立て承認を盾に、民意を無視して辺野古新基地建設を「粛々と」強行している。翁長雄志(おなが・たけし)県知事による海上作業の停止指示を無視し、反対する市民に対しては、海上保安庁や沖縄防衛局による過剰警備によって弾圧を加えている。また、去る4月28日沖縄県民にとっての屈辱の日には、日米首脳会談において辺野古新基地建設推進を再確認している。こうした日米両政府の姿勢は、「自治は神話だ」と言い放った米軍占領統治下の圧政と何も変わらない、沖縄県民の意思を侮辱し、日本の民主主義と地方自治の根幹を破壊する暴挙である。もはや「辺野古」は沖縄だけの問題ではない。わたしたちは今、この国の民主主義の在り方を問うている。
私たち沖縄県民は自ら基地を提供したことは一度もない。普天間基地も住民が収容所に入れられている間に建設され、その後も銃剣とブルドーザーによる土地の強制接収によって拡張されてきた。これは占領下においても私有財産の没収を禁じたハーグ陸戦法規に明白に違反するものである。国際法に違反しつくられた米軍普天間基地は閉鎖・撤去こそが「唯一の解決策」である。
辺野古新基地建設をめぐるこの19年間において、今まさに正念場である。今新基地建設を止めなければいつ止めるのか。私たち沖縄県民は2013年1月に安倍総理に提出した建白書を総意として「オスプレイの配備撤回、普天間基地の閉鎖・撤去、県内移設断念」を強く求めている。保革を超えて私たち県民がつくりあげた、この沖縄の新たな海鳴りは、沖縄と日本の未来を拓(ひら)く大きな潮流へと発展しつつある。道理と正義は私たちにあり、辺野古に基地をつくることは不可能である。子どもたちや孫たち、これから生まれてくる次の世代のためにも、私たち沖縄県民は決して屈せず、新基地建設を断念させるまでたたかうことを此処(ここ)に宣言する。
よって、日米両政府は県民の民意に従い、米軍普天間基地の閉鎖・撤去、辺野古新基地建設・県内移設を断念するよう強く要求する。以上、決議する。
2015年5月17日