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三菱さん、川重さん、死の商人にならないで!神戸アクション

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近所の花屋敷にはゆすら梅も実ります!おいしかった~。

【経済の軍事化に反対して地元でアクション】
遅まきながら、兵器産業として成長することが危惧される三菱重工、川崎重工の生産拠点がある神戸で取り組まれた4・22「死の商人にならないで!」アクションの報告をします。
日本企業が入札したことが新聞でも報じられ、急遽、
1.企業への申し入れ行動
2.市民へのアピール
3.経済の軍事化問題での学習
の取組を企画し、4月22日のアクションとなりました。

4月22日には、今回はどうも敗退しそうとの観測も流れていましたし、るように、日本は落ちて、ひとまずほっとしたわけです。新聞報道でも下請けの中小企業はともかく、三菱などはイメージダウンを心配する向きもあり、海外生産の実績もない中その道を進むにはコスト的にうまくないとの事情もあるようですが、何しろ武器輸出三原則を根本的に緩和した日本です。まだまだ油断はできません。これからも監視を続け、「死の商人の働きで潤う国になるのはいやだ!」という大きな声をあげていきましょう。

以下、アクションを発案してくれたメンバー、松本なみほさんの報告です。

【三菱重工、川崎重工への申し入れアクション】
10時から 16名で三菱重工神戸造船所正門にて申入れをしました。
1 三菱重工申入れ

11時から 17名で川崎重工神戸工場正門にて申入れを行った。
 安東氏が対応。

3 川重集合写真

申し入れの内容は「戦争に使う潜水艦を外国に売り込まないで」。

【港めぐりで潜水艦ドックを見学】
12:45~13:25 港めぐりの船に乗って川崎重工、三菱重工の潜水艦ドックを見学。
川崎重工に4隻、三菱重工に3隻の潜水艦が見えた。(メンテナンスで寄港していると思われます)
4 潜水艦

大阪から校外学習に来ていた高校生にもアクションの内容を伝えると、「それ(潜水艦を外国に売ること)はあかん!」と言って一緒に写真に写ってくれました。
5 港めぐり集合写真

(写真:杉原こうじツイッターより)


【講演会】 「日本を武器輸出大国にさせないために」
18:30~20:30   場所:神戸市勤労会館 403   
   
講師:杉原浩司さん 武器輸出反対ネットワーク〔NAJAT〕代表 
    故・小田実さんら阪神・淡路大震災被災者による住宅再建への公的支援を求める市民=議員立法、ミサイル防衛反対、脱原発、秘密法・戦争法反対などの市民運動 に参加。『世界』別冊「2015年安保から2016年選挙へ」に「国会を市民の手に取り戻す~「戦後最長国会」審議の内実」を寄稿。

杉原さんの講演の要約

■オーストラリア潜水艦への潜水艦輸出がダメでも、安倍政権は武器輸出を推進するだろう。
1967年佐藤栄作首相に始まった「武器輸出三原則」は日本の武器輸出をくいとめてきた。当時の通産省官僚も「武器輸出三原則がなかったら、海外からの『武器を売って欲しい、共同開発をしたい』という要望に押し切られ、際限なく武器輸出がされることになっていたのではないか」という旨を語っている。しかし、1983年に中曽根康弘首相が米国への武器技術供与を表明したのを皮切りに、政権も官僚もしだいに武器輸出を志向することになり、2014年4月安倍内閣が「防衛装備移転三原則」を閣議決定したことにより、完全にタガが外れてしまった。「防衛装備移転三原則」で武器輸出が禁じられている国は11カ国(北朝鮮、イラク、ソマリア、リベリア、コンゴ民主共和国、スーダン、コートジボワール、レバノン、エリトリア、リビア、中央アフリカ)だけとなった。また、世界の軍事費も4年ぶりに増大傾向を示すなど、軍事化(軍産化)の動きが高まっている。また、武器輸出案件が続々と進行している(航空機同士が打ち合うミサイル「ミーティア」改良型の日英共同技術研究のほか、米国、インド、イスラエル、インドネシア、フィリピン、などと協定締結や交渉が進められている)。
昨日(4月21日)、オーストラリア潜水艦開発から日本が脱落した模様だと報道されている。脱落が決定したとしても、世界情勢の緊張を言い訳に、今後も安倍政権と防衛省官僚は武器輸出を進めてくるだろう。

■日本を武器輸出大国にさせないためにユーザーとして有権者としての行動することが必要
レンズやパソコン生産の高い技術や、人工知能などの研究が軍事利用されるのを見張る必要がある。政治的には「野党共闘」「政権交代」を進めていくなかで、民進党内の軍産化推進の政策を見直すよう働きかける。神戸のような産業都市では、労働者や住民に「軍産都市とならないように」働きかける。などのアクションを展開していく必要がある。
日本の企業は軍産部門の売り上げ率が高くても5%程度なので、まだまだくいとめることは可能。企業イメージを大切にしているので、個人が企業に「武器で儲けるなら購入をやめる」と直接声を届けることも有効。(参加者から提案のあった)ハガキで企業に声を届けることも安価で気軽に取り組める重要なアクション。
こうやって武器輸出を許さない機運を高め「武器輸出禁止法」を市民と野党で成立させることが目標。

【感想】アクションを終えて
申入れアクションでは、対応した社員の固い表情・応対から、企業側も市民のこういった具体的な動きに神経質になっていること感じました。港めぐりによる潜水艦ドック見学では、三菱と川重合計6~7隻の潜水艦が神戸の港に集中していることに驚きました。日本の潜水艦を一網打尽にしたいと思う者があれば、まっさきに標的にするでしょう。
杉原さんの講演会では、多数の武器輸出案件が進んでいることを具体的に聞き、オーストラリア潜水艦更新計画4.4兆円は氷山の一角であることを痛感しました。巨大な相手ではありますが、ひとりでもできるアクションを呼びかけ、「武器商人になるな」という声を積み上げることによってきっと変えていくことができるとも思いました。

【賛同団体】(順不同)
武器輸出反対ネットワーク〔NAJAT〕/神戸学生青年センター/緑の党グリーンズジャパン
/関西合同労働組合兵庫支部

杉原こうじツイッター https://twitter.com/kojiskojis

★地元での取組が全国で起こりますように!
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憲法記念日の頃のアクション・レポート

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5月3日憲法集会@東遊園地

憲法記念日の頃のアクション・レポート

まず5月3日の憲法記念日のアクションを振り返る。憲法記念日をめざして行われてきた「戦争法の廃止をめざす統一署名」の取組みが一段落して、全国集計が1200万筆を超えたと報告された。その一方で、「日本会議」が主導する「国民の会」が呼びかけてきた憲法改正の賛同者が700万2501人に達したという。また、兵庫、三重、長野などで、従来は憲法集会を自治体が後援していたのに、「政治的中立」を理由に後援しないケースがあったようだ。圧力か自主規制か?
朝日新聞社の世論調査では、いっとき改憲支持が増える傾向にあったが、今年の憲法記念日の前には、逆に、改憲不要という意見が増えて55%、必要とする意見は37%、9条改正反対は68%だった。
神戸新聞が実施した18歳19歳を対象にした調査では改憲の必要性を認める意見が44%、ただし、9条については改正反対派は64%、賛成派は26%だった。
改憲派の声が大きくなっている今こそ、憲法(基本的人権の擁護、政治の民主主義、平和主義)を学び直し、その完全実施をめざす動きを作りたいものだと思う。実際、どこへ行っても憲法関連の学習会や講演会が平日の夜や週末に目白押しに開催されている。市民の間に学ぶ意欲が満ちているように感じる。69年目の憲法記念日はなかなかにぎやかだった。


【東京・大阪】
以下はレイバーネットのホームページに掲載されたレポート。
*****
●市民のチカラを見よ!~東京・憲法集会に5万の人波

5月3日、東京・有明防災公園で憲法集会が開かれた。5万人が集まり、人また人
で会場は埋め尽くされた。この集会は、昨年横浜での5・3統一集会から始まって
いた。3万人余りを結集した市民の力は、夏の安保法反対の大闘争を経て、参院
選での野党共闘を生み出し、北海道5区参院補選の接戦に結実した。市民の力が
政党を動かし、今日の集会につながった。安保法廃止の2000万人署名は現在1200
万筆に達したと報告された。むのたけじさん(101才、ジャーナリスト)は車椅
子で登壇し、「戦争は、相手を殺さなければこちらが死に、死にたくなければ相
手を殺せという世界。戦争は決して許されない。憲法9条こそが人類に希望をも
たらす。70年間、戦死させず、他国民の誰も戦死させなかった道はまちがってい
なかった」と話し、満場の拍手を浴びた。(佐々木有美)

写真速報

動画(むのたけじなど6分)

写真・動画(湯本雅典)

大阪集会(井手窪啓一)

【神戸では】
東京と同じく、神戸でもメーデーのときにはできなかった統一集会が実現した。主催者発表で11000人の参加。メインスピーカーは元広島市長。参院選の立候補者である水岡さん(民進党)と金田さん(共産党)も登壇してアピール、集会後は3つのコースに分かれてデモ行進。KOBEピースiネットは「アベ政治を許さない市民デモKOBE」の梯団に入って東遊園地から大丸前までのコースを、毎月の19アクションのように、「戦争法はゼッタイ廃止!」「憲法壊すな!」「辺野古の新基地建設反対」「すべての原発再稼働反対」「放射能から命を守れ!」「アベ政治を許さない!」「選挙に行こう」「野党は共闘」などと元気にコールしながら歩いた。
そして声を上げるたび、今の政治は本当にいろんな分野で、憲法に謳われている基本的人権をないがしろにしているなあ、という思いを新たにした。

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写真では11000人とは確認できないが….今回は統一集会となったことに大いに意義がある。このほか新神戸の芸術センターでは内田樹さんが講演する集会もあり藝術劇場の1100の客席はいっぱいだったとか。

【3日前後のアクション】
9条守る?変える?シール投票
KOBEピースiネットの有志とアベ政治を許さない市民デモKOBEの有志数名が、「9条守る?変える?シール投票」に取り組んだ。2日と5日、それぞれ1時間ずつ。
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5日の投票ボード

2日、JR三ノ宮マルイ前での結果
投票数  守る  変える  わからない
87  66票  9票    12票
(75.9%) (10.3%) (13.8%)
5日、JR元町駅前での結果
投票数  守る  変える  わからない
91  72票  12票   7票
(79.1%)(13.2%)  (7.7%)
8日まで全国40箇所以上で行われて、集計結果は首相、両議院議長とすべての国会議員に届けられる。


戦争法廃止署名・「アベ政治を許さない」街頭宣伝
「戦争させない!9条壊すな!総がかり行動」としても2000万署名を6月まで継続することを決めている。KOBEピースiネットも構成団体となっている「アベ政治を許さない市民デモKOBE」としても、毎週木曜など、マルイ前でのアピール行動と署名集めの活動を続けていく。
5日木曜にはこんなかわいい賛同者も出現。
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マルイ前での署名集めはこの5カ月ほぼ連日行われ、参加者総数が延べ1,035名、署名総数が10,796筆となり、ひときわ目立つ大きな取り組みとなったし、道行く人々とたくさん対話できた。寒風吹きすさぶ日もあったし、2時間の間に平均数筆しか集まらない日もあった。戦争法だけは廃止しないといけない、という参加者の思いの強さがここまでの頑張りを支えた。自民党が改憲案を出し、安倍首相の意欲も常軌を逸したものになってきた感があるが、そうなると署名をとりながらも選挙の話になり、「今度ばかりは野党に投票」と呼びかけたり、選挙向けの資料を渡したり、というふうに活動の内容も広がってきた。

緑の美しい5月、ときには自然の息吹を感じ、少しは身も心も休めて、また歩みを続けていこう。

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