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19日定例アクションなど報告・予定

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草もみじという言葉を知ってから毎年かかさずみつけるようにしている美しいもの。

【11・19街頭アクション】
毎月19日は戦争法強行採決を許さず忘れず、廃止させる意思を固め直す日。今月は土曜だったので街頭デモが行われました。主催はKOBEピースiネットも参加している「こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO」(略称「市民デモHYGO」)。この日の街頭アクションの主なアピールは「自衛隊を南スーダンPKOから戻せ」「くらしを壊すTPP協定批准に反対」「沖縄の高江ヘリ基地工事を止めよう!」。

三宮マルイ前では「辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動」さんの定例アクションが行われ、「市民デモHYOGO」のメンバーが合流。そこへ有志による「マネキン・フラッシュ・デモ」が登場。
企画主体はいろいろで参加者は相互に入り混じるというメデタイ空間となっていました。だって、アピールしたいのは「武力で平和はつくれない」「誰かを犠牲にする政治はやめて」という、同じ思い。それを様々な写真パネルやメッセージカードでアピールしていました。

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これが噂のマネキン・フラッシュ・モブ。約1時間ほど静止しているのもしんどいらしい。

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30数団体が集まる「市民デモHYOGO」の横断幕がデモに初登場。

そのあと2時半からは花時計前で集会➡フラワーロードからセンター街へのデモ。
集会、デモとも約90名の参加でした。
南スーダンPKOへの交替部隊出発の前日、「駆けつけ警護」の新任務付与を閣議決定した数日後というタイミングにしては参加者が少ないという声もありました。
あきらめ、でしょうか。戦争法の具体化に政府が手をつけた、その重大なポイントに対し、戦争法にあんなに反対していた人たちのうちどれぐらいがはっきりと意思表示したのか?全国のあちこちで集会やデモは行われたようですが、規模は昨年の戦争法反対運動のときのようではなかったようです。

集会では、南スーダンPKOへの派兵の違法性と危険性の説明・アピール、TPP批准反対のアピールのほか、沖縄の高江現地行動に参加したメンバーからの報告もありました。

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「沖縄現地の闘いに学びましょう」

戦争法強行採決、南スーダンでの戦争法具体化などの動きが進む中ですが、沖縄からの報告は「闘いはこれから」と強く訴えるものでした。現地にはあきらめムードなどなく、オスプレイ着陸帯が物理的に完成しても、オスプレイの運用反対は島ぐるみの意思だし、それを貫くための新しい取り組みも、オスプレイ運用を仮定した環境アセスのやり直しを知事が求めるなど、始まっており、県民の意思は揺るぎない、なるべく多くの人に現地へ行って学んでほしいとのアピールでした。

阪神間からは、12月初旬に新たな高江現地行動参加チームが出発します。


【仲間の取組みレポート】
次にご紹介する作品の上映運動は日米の平和を目指す市民たちが手を取り合って取り組んだものです。推進側のメンバーに報告していただきました。
******
『済州の魂たち』(レジス・トレンブリー監督・アメリカ映画・2013年制作)
済州島と聞けば、韓国の有名なリゾート地を思い浮かべる人が多いでしょう。私もそんなひとりでしたが、『済州の魂たち』を観て、なんと沖縄と似ていることかと驚愕しました。
沖縄も同じくリゾート地として名高い美しい島。しかし、そこには巨大な米軍基地が存在し、長く住民の暮らしを圧迫し、今また、貴重な珊瑚礁を、熱帯雨林を壊し、新たな米軍基地が建設されようとしている島。それとまったく同じ事が、生態系豊かな済州島でも起きていたのです。
映画の前半では、済州で米軍統治下の1948年に起きた抵抗する住民7万人の虐殺事件を中心に、米軍基地を置かれた世界中の島々の悲劇が語られ、後半には、現在の辺野古や高江で起きているのと同じ、新米軍基地建設に反対する済州の市民の座り込み、警察の横暴、強行に進められる基地建設工事の映像が流れ、人々の島を愛する気持ちが語られます。
トレンブリー監督は、短編『沖縄』でも、辺野古の基地建設に反対する人たちの座り込みとインタビューを取り入れており、米軍基地問題を、日本、韓国と国名は変わっても、米軍-警察-住民という構造はまったく同じ植民地主義、アメリカ帝国主義として描き出しています。
世界中に700もあるという米軍基地。この基地問題を、「沖縄」、「済州」の問題と矮小化することが、どれほど事の本質を見えなくさせているのか、このアメリカ人監督の視点から学ぶことができました。米軍基地問題をグローバルに捉えること・・・それが、解決への一歩なのかもしれません。
(文責・小橋かおる「花と爆弾-もう、戦争の暴力はやめようよ-」著者 KOBEピースiネットメンバー)
注:『済州の魂たち』は元町映画館にて11月12日~18日まで上映されていました。
   元町映画館関連イベント→元町映画館

読書の秋といいます。読書も映画鑑賞もそれぞれに強みがあります。ネット検索のみから情報を仕入れてよしとするのではなく、いろいろな媒体から学ぶことで感性と知性を磨きたいですね。読者の方々もどうぞ本や映画の紹介を届けてください。

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猫なれど もみじに親しむなり
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日本の中から平和を!(琉球新報のこと)

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豆苗は二番穂までいただきます。根元から切り取って1週間するとこんな感じ。

11月1日の琉球新報はすごい

10月には沖縄で第六回世界のウチナーンチュ大会が開催されていました。30日の閉会式の海外・県外・県内の参加者があわせて1万5千人を超えたそうで、連日、世界中からやってきた沖縄系の人々を歓迎する熱気に包まれていたもよう。
11月1日付け琉球新報はウチナーンチュ大会をメインに取り上げつつ、そのほかにも特筆すべき記事があり、私にとっては「沖縄とは何か」を深く考えさせてくれる紙面となっています。この新聞の読者ではない方々とも共有したいと思います。


1. ウチナーンチュの日制定宣言
5年に一度開催される世界のウチナーンチュ大会。次回は2012年です。2016年10月30日には、この一大イベントを通じて確認された「沖縄魂」を刻み込んだ宣言が採択され、10月30日を記念日と定めました。ほぼ全文を紹介します。

世界のウチナーンチュの日制定宣言
我々は、世界のウチナーンチュのみなさんに伝えたい。
我々ウチナーンチュは、持っている。
我々ウチナーンチュは、未来を創造する力を持っている。
我々ウチナーンチュは、未来への希望を持っている。
我々ウチナーンチュは、世界へ飛び立つ勇気を持っている。
我々ウチナーンチュは、互いを許し合う寛容の心を持っている。
我々ウチナーンチュは、互いを助け合う相互扶助の心を持っている。
我々ウチナーンチュは、豊かな伝統文化を持っている。
我々ウチナーンチュは、困難に打ち勝つ不屈の精神を持っている。
我々ウチナーンチュは、先祖への感謝の心を持っている。
我々ウチナーンチュは、家族を愛する心を持っている。
我々ウチナーンチュは、出会った人を愛する心を持っている。
我々ウチナーンチュは、平和を愛する心を持っている。
我々ウチナーンチュは、ウチナーンチュであることに誇りを持っている。
ウチナーンチュは一つになる。
・・・・
今日10月30日を「世界のウチナーンチュの日」として、この誇りを我々ウチナーンチュの魂に刻み込もうではないか。
ここに、誇りをもって宣言します。今日は「世界のウチナーンチュの日」です。
・・・・・

★ ウチナーンチュが誇りを持って継承してきた沖縄の精神的価値は「肝心」(ちむぐくる)と呼ばれていますが、それがこの宣言に具体的な言葉で盛り込まれています。
参考:世界のオチナーンチュ大会のサイト

世界のウチナーンチュ大会

2. 世界大会の成果は基地との闘いにも波及
この世界大会には海外26カ国・地域から7000人を超える沖縄系の人々が集まりました。他府県からも多くの参加がありました。中には、大会期間中に辺野古と高江を訪れ、座り込みをする市民と交流し、闘いの内容を学び、帰国後の連帯を誓った人たちもいます。ハワイの沖縄県人会からも兵庫の沖縄県人会からもそれぞれ30名ほどが辺野古浜を訪れ交流されたそうです。訪問した側と座り込みを続けている側が入り乱れてのカチャーシーで連帯を確認。世界に沖縄の問題をアピールする「口」がそれだけ増えました。移住した土地の人間として暮らす努力の中で、現在の沖縄が直面する政治的問題への関心を持ち続けることはたやすくなかったでしょう。この大会を通じて沖縄の誇りを体感する中で、平和と人権を沖縄にもたらす取り組みの大切さを確認した人々が世界各地に戻っていくことはこれからの希望になります。

3. 大会期間中(10月27~30日)に行われた特筆すべき授賞式
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沖縄県は独自の平和賞をもうけています。アジア・太平洋地域の平和の構築・維持に貢献した個人や団体に贈られるものです。今年第8回目の受賞者は認定NPO法人難民支援協会です。戦禍のすさまじさを最もよく知る沖縄県が、平和を推進するための独自の賞を贈り続けていることには、さすが、なるほどと思わされます。そして今年の受賞者が難民支援団体であったことには、「少子化対策として難民を受け入れることは考えていない」発言をした首相との距離の大きさを思わされます。難民は命や人権をなんとも思わない無差別の武力行使がもたらすものです。難民問題への取組みはそれ自体が、人道・人権保障のための平和構築をめざす努力の一環となります。

4. 大阪府警所属機動隊員の差別発言についての論評
問題の「土人」「シナ人」発言には琉球差別、先住民蔑視、植民地主義者の差別意識などが重層的に露呈していると感じられ、単に怒るだけでなく、私たちが「継承している」差別意識の正体を明らかにする必要があるとは思っていました。
そんな折、10月31日と11月1日の二回にわたって池澤夏樹さんと渡名喜守太さんが琉球新報に「沖縄差別の深層」を寄稿しています。お二人の文章を読んで、歴史を踏まえ、今後もみすえた重層的差別意識をえぐり出した論考だと感じました。
池澤さんは「土人」という語句が使われる場合の文脈の共通性に着目します。
使う側の意識では土人=中央から遠い植民地で叛乱を起こす土着の人間です。例として8世紀の末の陸奥での蝦夷の反乱、2世紀スコットランドのローマ帝国の侵略に抗うケルト人をあげておられます。辺境の先住民を鎮圧するために中央から派遣された兵と同じ位置にいるのが各地から集められた機動隊員なのです。そして鎮圧を正当化するために「中央=進んでいる文化的に優位にある者が辺境=未開で遅れている者を律している」と思いこむ。中央と辺境という対比だけでなく優劣をつけて意識するところに植民地主義の正当化に通じる道があります。
渡名喜さんは、問題の言葉を放った機動隊員は「自分たちは土人とは対極にあり、倫理的にも文化的にも高等な文明人という意識なのだろう」と推測されています。
「シナ人」という語句についてはその発生の歴史と用法から「劣等者の分際で高等な自分たちに逆らう不逞の徒」という意味で使われた、列強によって植民地化された中国人に対する蔑称であったこと、これらの差別語が単に支配・被支配の関係をうつすだけでなく、道徳的・倫理的意味あいで、優位に立つ側が教化し同化させることが妥当だという含みがあることを指摘されています。
渡名喜さんの論考でさらに注目すべきことはこのような沖縄に対するヘイトスピーチが最近変化している、明白なレイシズムになっているとの指摘です。
建白書(2013年1月)提出の際にも東京でヘイトスピーチを浴びたが、その時とは内容が違ってきているといいます。イデオロギー的憎悪だったものが民族的蔑視に変わってきている。アイデンティティーに目覚めた誇り高い精神を傷つけ奪おうとして侮蔑的表現が噴き出してきているとの指摘です。以下、少し抜粋します。
「彼らの目的は、沖縄を再び日本の盾にして沖縄人を日本人のために死なせること、日本人の利益のために沖縄人から沖縄を奪うことである。そのためには沖縄人のアイデンティティーや歴史体験から得た価値観が邪魔なのである。沖縄戦を生き延び、心臓に持病がある島袋文子さんに対して右派が空襲警報のサイレンを浴びせた。彼らからは本気の殺意を感じる。 報道によると機動隊員は右派の言葉につられたと弁明している。いみじくもこの弁明が示すように、差別的、暴力的機動隊員の心理は、右派と沖縄への憎悪を共有しているのだろう」「ヘイトスピーチを行った機動隊員を大阪府知事が慰労するなど、暴走した軍人が出世していった戦前の事例が想起され、『愛国無罪』の社会風潮が懸念される。」
  参考:オスプレイ配備に反対する安倍首相に対する建白書

     http://www.peace-forum.com/seimei/130128.html

ヘイトスピーチ解消法が施行された今もヘイトデモが実行されています。誰を差別・排斥するのであっても、それは必ず他の集団をターゲットにした民族排外主義に通じます。今、私たちの住むこの国では、人権侵害も辞さない勢力と、すべての人の人権を擁護する勢力がせめぎあっています。平和の実現には、異なる集団の間で人権侵害を起こさせないことが必須です。他国の脅威をうんぬんする前に、沖縄県民への差別・人権侵害の放置に終止符を打たねばならないと思います。この国の中から平和を!

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