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peace2014

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平和をめざす神戸市民のアクションを大きく育てるために力を合わせましょう。

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9条の下で「死の商人」ビジネス?

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どういうわけか渦巻きが好き。何かが生まれてくる気がする...

【8月ドキュメンタリ上映会から】
8月上映会についてはブログでご紹介しませんでしたが常日ごろお読みいただいている読者の皆様にはBCCでご案内させていただきました。
上映作品『イエメン内戦 少年記者団の伝言』(BS NHK「世界のドキュメンタリー」で6月に放映されたフランスの作品)に登場する子どもたちの言葉はシンプルで鋭いもの。大人が何を考えているにせよ、子どもたちがどんな悪いことをしたと言うの?サウジアラビアにイエメンの主権を侵す権利はあるの?習ってきたことと違うよ..戦争はダメと考えるすべての人を原点に立ち返らせる力がある言葉が紡がれていました。戦争で奪われるのは命。穏やかな暮らし。未来。夢。そして、いろいろな形で表現されている人としての尊厳。
どんな理由をつけても正当化できないのが戦争ではないでしょうか。人の命と尊厳ほど尊いものがあるでしょうか。
 もう一つのポイントは、「その戦争と私たちって関係あるの?」という視点。少年記者たちは「EUに対して何かメッセージはありませんか?」とインタビューのたびに聞きます。世界がイエメンの状況に無関心であることは間違っている、武器輸出で儲けている欧州の国々にはイエメンの危機的状況に責任がある、という監督の認識が反映されています。
 さて、日本はどんなかかわりが?
 日本は今国策として武器輸出を奨励する政策をとっています。成功例がないとはいえ、兵器製造能力のある企業は、国の政策を隠れ蓑に兵器で儲ける道を熱心に探求しています。
イエメンと直接かかわるところでは、イエメンを空爆しているサウジアラビアの同盟国アラブ首長国連邦(UAE)に軍用輸送機を輸出しようと躍起になっています。川崎重工が受注しようとしています。国の説明は「サウジアラビアは戦争当事者だがアラブ首長国連邦は当事者とは言えない」というもの。犯罪の首謀者でさえないなら共犯・ほう助は罪にならない、という理屈です。こうして抜け穴だらけの法律を適用するなら違法な武器輸出もすべて合法となります。アラブ世界の人々が敵と味方に分かれて血を流すとき、米国、欧州、ロシアなどの企業が潤う。その列に日本も入りたがっている、という状況です。
 それは私たちが望む国の姿でしょうか?
 なかなか止め方がわからない事態がひそやかに進行しています。武器輸出反対ネットワークが発信する情報に注意し、兵器製造企業に消費者としてメッセージを届けるなど、できることをしていきましょう。

武器輸出反対ネットワークのブログは

こちらをクリック➡ NAJAT

NHK首都圏による動画配信は
こちらをクリック➡ NHK首都圏8/29

【朝鮮半島非核化への歩みは今】
 この頃、朝鮮半島の平和と非核化の動きが停滞していると報道されています。主にアメリカの動きが気になります。国内の意見の不一致があるためでしょうか。メディアは「非核化懐疑派」と呼んでいますが、実は冷戦構造を終結させたくない勢力が抵抗している?朝鮮は一貫して、信頼関係を築きながら一歩ずつ共に非核化に向かうことを提案しています。アメリカの出方が問われているなかで、トランプ大統領は「非核化の進展が思わしくないから」という理由で予定されていた高官レベルの交渉の中止を発表しました。アメリカは再び和平へのプロセスをサボタージュするのでしょうか?
 朝鮮・韓国の隣人たる日本にとって朝鮮半島の非核化は重大な問題です。それを願わない人がいるでしょうか。ならば、「制裁を、もっと圧力を」と一つ覚えに言うのをやめて、現実的な非核化への道にいざなうような提案を同盟国アメリカに対して行わせたいものです。


【当会主催9月のイベント】
ドキュメンタリから学ぶ平和 映像で観る平和の道 第五回
「いのちの海」を上映します。(謝名元慶福監督、71分)
沖縄新基地建設の問題を、大浦湾の姿から、沖縄の歴史や人々の暮らしからもう一度考えたい...
9月28日(金)19時~20時45分(開場18時半)
場所 神戸生活創造センター セミナー室
参加費  なし

主催者メッセージ
 よく知ってみると、沖縄の大浦湾は本当に豊かないのちの海です。日本一です。世界的にも貴重な生物多様性に恵まれています。その多様性を培うのはサンゴ礁の内側の波穏やかな海域。そこが埋め立て予定区域です。
大浦湾の海中散歩のようなシーンで始まるこの作品は、辺野古での新基地建設に反対する沖縄の人々の原点ともいえる思いをていねいに伝えます。他府県の市民も平和を願い、地方自治を尊重する心から、辺野古の埋め立てに反対してきました。なんとしてもあきらめない沖縄の人々の姿に励まされながら。政治の舞台での勝負である県知事選挙を目前にした今、もう一度、辺野古での新基地建設が奪おうとしているものを静かにじっくりと見定め、沖縄がたどってきた歴史にも思いをはせることに意味があると思います。
上映会ではいつも新しい出会いがあります。それもお楽しみに!


【仲間の活動】
● 木曜定例アクション 毎週木曜 3時~4時半 三宮マルイ前
「安保法制に反対する市民の集い」を中心とする、「こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO」の仲間たちが道行く市民たちにトークやチラシ配布でアピール。今は改憲を許さないための3000万人署名に取り組んでいます。また、さまざまなテーマで「賛成」「反対」を問うシール投票を実施し、道行く人々の意見表明の場を作り出しています。

● 土曜定例アクション 毎週土曜 1時~2時 三宮マルイ前
「辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動」と賛同する市民が一緒に、辺野古の海の埋め立てに反対し、沖縄のことをみんなで考えようとアピール。三線のしらべも。

● 毎月第四水曜 街角歌声アクション 18:45分から JR元町駅 東口 南側
「ピースキャンドルこうべ」と飛び入りの市民が平和を呼ぶ歌を次々と歌うアクション。
次回は9月26日。

あちこちで改憲阻止の3000万人署名の運動が行われています。街頭での活動に参加してもいいし、友人、知人、家族、親戚から署名をいただくことも大切です。
こんな歌もできています。考えるきっかけとして広めてはいかが?

こちらをクリック➡ 憲法の歌

こんなのもいかが?BGMのように流しているだけでも、おお、憲法は私たちの自由と権利を守っている!と気づかされますよ。
こちらをクリック➡ 美声で聴く日本国憲法

★自民党による改憲活動が加速しています。世論調査では9条改憲に反対のほうがやや多いとはいえ、政権与党(自民・公明)と与党サポーターの維新がまとまると何が起きるか?
私たちも力を集めて、たった70年ほどで「戦争放棄」の理念までが打ち捨てられることがないよう、草の根の本領を発揮するとき。
取組みのアイデアやレポートをお寄せください。当会もアピール効果の高い配布物の作成に取り組みます。


●9.22市民デモHYOGO主催の集会
  憲法 沖縄 市民のちから 9.22兵庫県集会
 14時~16時半 @ 兵庫県私学会館
 参加費 一般800円

922ちらし

沖縄では県知事選が迫る中、玉城デニーさんが立候補を表明されました。
応援に行くことも大事。でも沖縄の人々は県外の私たちが政府の理不尽な仕打ちをやめさせる取組みを強めることを望んでいるはず。それがない限り、沖縄だけでは辺野古の埋め立てを止めるのは難しいのですから。

22日の集いでは沖縄に11年間住んだ経験をおもちの憲法学者、高作正博さん(関西学院法学部教授)のお話しをききます。質疑応答の時間も活かして、私たちがすべきことをはっきりさせる機会にしましょう。

★いろいろなブースも並びます。当会も出来立てほやほやの「東北アジアの平和をつくる Q & A 集」を販売します(1部300円)。朝鮮半島で起こっている事態を歴史的に眺め、人心操作のために喧伝されている「中国・朝鮮脅威論」について語り合い、疑問を解き、私たち自身が平和をつくる力になれるよう、この Q & A 集をお役立てくださることを願います。
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慰霊の日の翁長知事

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2018年6月23日慰霊の日、平和宣言を読み上げる翁長知事(朝日)

慰霊の日の知事による平和宣言を全文掲載します。

*****
二十数万人余の尊い命を奪い去った地上戦が繰り広げられてから、73年目となる6月23日を迎えました。
 私たちは、この悲惨な体験から戦争の愚かさ、命の尊さという教訓を学び、平和を希求する「沖縄のこころ」を大事に今日を生きています。
 戦後焼け野原となった沖縄で、私たちはこの「沖縄のこころ」をよりどころとして、復興と発展の道を力強く歩んできました。
 しかしながら、戦後実に73年を経た現在においても、日本の国土面積の約0.6%にすぎないこの沖縄に、米軍専用施設面積の約70.3%が存在し続けており、県民は、広大な米軍基地から派生する事件・事故、騒音をはじめとする環境問題等に苦しみ、悩まされ続けています。
 昨今、東アジアをめぐる安全保障環境は、大きく変化しており、先日の、米朝首脳会談においても、朝鮮半島の非核化への取り組みや平和体制の構築について共同声明が発表されるなど緊張緩和に向けた動きがはじまっています。
 平和を求める大きな流れの中にあっても、20年以上も前に合意した辺野古への移設が普天間飛行場問題の唯一の解決策と言えるのでしょうか。日米両政府は現行計画を見直すべきではないでしょうか。民意を顧みず工事が進められている辺野古新基地建設については、沖縄の基地負担軽減に逆行しているばかりではなく、アジアの緊張緩和の流れにも逆行していると言わざるを得ず、全く容認できるものではありません。「辺野古に新基地を造らせない」という私の決意は県民とともにあり、これからもみじんも揺らぐことはありません。
 これまで、歴代の沖縄県知事が何度も訴えてきたとおり、沖縄の米軍基地問題は、日本全体の安全保障の問題であり、国民全体で負担すべきものであります。国民の皆様には、沖縄の基地の現状や日米安全保障体制の在り方について、真摯(しんし)に考えていただきたいと願っています。
 東アジアでの対話の進展の一方で、依然として世界では、地域紛争やテロなどにより、人権侵害、難民、飢餓、貧困などの多くの問題が山積しています。
 世界中の人々が、民族や宗教、そして価値観の違いを乗り越えて、強い意志で平和を求め協力して取り組んでいかなければなりません。
 かつて沖縄は「万国津梁(しんりょう)」の精神の下、アジアの国々との交易や交流を通し、平和的共存共栄の時代を歩んできた歴史があります。
 そして、現在の沖縄は、アジアのダイナミズムを取り込むことによって、再び、アジアの国々を絆(つな)ぐことができる素地ができてきており、日本とアジアの架橋(かけはし)としての役割を担うことが期待されています。
 その期待に応えられるよう、私たち沖縄県民は、アジア地域の発展と平和の実現に向け、沖縄が誇るソフトパワーなどの強みを発揮していくとともに、沖縄戦の悲惨な実相や教訓を正しく次世代に伝えていくことで、一層、国際社会に貢献する役割を果たしていかなければなりません。
 本日、慰霊の日に当たり、犠牲になられた全ての御霊(みたま)に心から哀悼の誠を捧(ささ)げるとともに、恒久平和を希求する「沖縄のこころ」を世界に伝え、未来を担う子や孫が心穏やかに笑顔で暮らせる「平和で誇りある豊かな沖縄」を築くため、全力で取り組んでいく決意をここに宣言します。

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★ 8月11日の沖縄県民大会に参加するため、シンボルカラー(青)の帽子を用意しておられたそうです。
★「平和で誇りある沖縄」なしに「平和で誇りある日本」もないはずです。

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