【国際協力プロジェクトに従事】 カカメガプロジェクトに従事した。支援には、緊急人道支援と開発支援があるが、後者。その中のコミュニティ開発の分野。村に欠けているもの調べてフォローする。ODAを使っているので公益性が求められる。内容は①エコサントイレの導入②水道システムつくり③改良かまどの導入④農業開発⑤女性のエンパワメント。 ① 学校のトイレが不衛生。スウェーデン製のエコサントイレを建設。半年使用し灰をかけておくとさらに半年で乾燥し、無臭の有機肥料になる。「下痢の子が減る」と言って説明し設置。 ② こどもが往復4時間かけて水汲みしている状態。手掘りの井戸があるが、15メートルくらいで不衛生なもの多い。100メートルの深さまで堀り、タンクにあげて180世帯に水道管で水を供給。電気代が不当に請求されるので節電のため太陽光パネルや良質のメーターを設置。政府に工事を依頼すると20年待たされるので、スタッフが自ら工事。 ③ 村のおきてで女性は木を植えると子どもを妊娠しなくなると言って禁じられていた。女性は遠くまで薪を取りにいかなければならない。女性の長老を説得。自ら木を植えてもハンサムな子どもが生まれることを示し、タブーがなくなった。マリンガの苗木を育て薪を遠くまで取りに行かなくても済むようにした。現金収入も得た。かまどは3つの石の上に積むだけのものだったので、煙がすごく女性が泣きながら炊事をしていた。鍋とかまどの隙間をなくしたり煙突で煙を逃がすシステムを現地の人と一緒に開発。その女性はほかの家のかまども作っていた。
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