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Author:peace2014
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地域の連帯が安全を保障する

ActionCampPhoto.jpg
アメリカの差別と憎悪煽動へのレジスタンス。前は戦場で銃を持たされていた若者らが、市民とともに立ち上がるため、反戦イラク帰還兵の会(IVAW)主催の非暴力市民的不服従ワークショップで学んでいる(IVAW 9.27ニュースレターより)。
THE UNITY IN COMMUNITY BUILDS TRUE SECURITY
(差別と憎悪をなくして)人々が連帯するとき、真の安全保障が築かれる
Drop the MIC 軍産複合体をつぶせ
DemilitaRISE  非武装化をめざして立ち上がれ


*****************
【ピョンヤン(平壌)訪問記】
KOBEピースiネット主催の「東北アジアの平和をつくる」連続学習会に参加してくださっていたKさんが、最近、朝鮮民主主義人民共和国の首都、ピョンヤンを訪問された。その折の感想などを送ってくださったので、ご本人の許可を得てやや簡略にして紹介する。

********Kさんのピョンヤン訪問記抄******

現在、日本で取り上げられている国、朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)に行って、30カ所ほど見学してきました。

親族訪問が目的で今回は7回目、9月1から12日までの滞在でした。
日本のマスコミが毎日、今にも戦争が起こるかのように騒ぐので友人のKさんは、家族、親族にはっきり遺言し、遺産の話もし、『もし自分がピョンヤンで死んでも本望や』と断言して訪問されました。

「百聞は一見に如かず」と言いますが、今回は心からそう思いました。帰朝後、会う人ごとに“自分の目で見て体験しなかったら人生で損するで”と自信をもって宣伝しています。
アベ政権の「大本営発表」のような発信。最近も西宮で子どもたちが頭に手を当てている姿を画面で見て、この国は「大いにオカシイ」と情けなかったです。

 ピョンヤンの街並みはドバっとたくさんの高層ビル林立で、明るい色調、おしゃれなデザイン。電気事情もよくないだろうに、夜景もとってもきれいでした。

 道路にゴミ一つ落ちていません。朝早く起きてウォーキングする途で見たのは、近隣の住民がホウキで掃除したり芝生への水やりをする姿(8月中降雨がなかったため)。大学の校門前は学生たちがきれいに掃き掃除、拭き掃除をしていました。テドンガンのほとりでは、体操や集団ダンスに参加する多くの方(女性が多かった)や魚釣りする男性たちも見かけました。
 
 私はコーリョ(高麗)ホテル44階の立派な宿泊所で至れり尽くせり、料理もとても美味しくて、テーブルセッティングもセンスがよく、接待員たちの美しい笑顔とおもてなしで、ホンマにぜいたくさせてもらいました。ホテルのロビーでトレードマークの赤いマフラーをしたアントニオ猪木さんが他の国会議員といらっしゃるのを偶然目撃、早速かけよって数人の人たちと一緒に写真を撮ってもらいました。
 私は「北朝鮮と日本人」(角川書店2014年刊)を読んでいたので、「今回は何回目の訪朝ですか」と問いかけると「32回目です」とのお答え。とても行動力のある方で共和国からも信頼されているようでした。

 ピョンヤンで一番目についたのは、スマホが当たり前で女性のファッションがおしゃれ、ヒール姿も多く、また、国産の平和自動車が多く行きかい、自転車も増えていたことです。ホテル44階のラウンジにある回転式の展望台で飲み会もして、親睦を深めておのおの感想を言い合ったり、にぎやかで楽しかったです。

 夜、部屋でテレビをつけると6チャンネルで英語版ですが世界のニュースを放映していました。全米で白人至上主義反対のデモが連日続いているようでした。

 共和国はのどかで平和な日常でした。
30カ所の見学はハードスケジュールでしたが、この2~3年で新しく造られた施設が超近代的で敷地面積も何万坪単位で驚くことも多かったです。
 一番刺激を受けたのが2015年に完成した中央階級館です。近現代史をアメリカ編、日本編、在日編と区別して、等身大の人形を用いるなど、リアルに視聴覚学習ができる仕組みでした。この70年間での防衛費が720兆ドルと記されているのが一番グサッときました。 
 共和国の人たちはどんな思いで生きて、国を守ってきたのか。これから先も統一の日まで、...と思うと本当に頭が下がりました。
 
 親族との面会はホテルでの会食と小姑(82歳)のマンションでの食事会です。電気事情の関係から真っ暗な階段を4階まで上がるときには甥が懐中電灯で足元を照らしてくれました。

 部屋の照明は十分で、歌って踊って近況など話し合いました。20人も集まってくれて、日本の報道ぶりを話すと大体わかっているようでした。笑いながら「自分たちは普段どおりの生活をしているし大学生はパソコンやスマホを使って勉学に励んでいる。学費は不要だがパソコン等購入するのに主婦もアルバイト、姪は料理上手なので食事の注文を受けて家でこしらえて配達しているし、もう一人の姪は店を出してバス停前でスナックや飲料水を売る仕事をここ4年続けている」とのこと。
 自分たちは「一心団結」しているし、指導者を信頼していて何も心配していないとハッキリ話していました。
  
 訪朝は今回で最後にするつもりだったのですが、10年後には情勢も変わっているだろうし、ピョンヤンももっと変わっていると想像されるので、欲が出てきて「10年後81歳になるけど頑張って皆の顔見に来るのでお互いに健康で頑張ろうね」と約束してきました。

 マンスデの少年学生宮殿で偶然、山村ちずえさん(朝鮮学校を守る会)一行(5人)とお会いした。28歳の孫娘さんも同伴されていて、ご自身も80代なので後継者になってもらくぃたいと思っているとお話しされたときは感動しました。

 「道は険しくとも笑って歩こう」これは共和国のスローガンです。チュチェ(主体)革命を継承・発展・完成させるための世代交代であること(世襲制とは意味が異なる)、共和国の人民は、思想と志を貫く政治指導者として自分たちの指導者を尊敬しておられるのが納得できたことが自分にとっては一番の学びになり、本当に意義のある訪朝だったと心から喜び感謝しています。           2017,9,26

  ★学習会参加者Kさんの感想です。当会の主張や見解を伝達する趣旨のものではありません。


【朝鮮半島「危機」-対話への努力】
非政府系の米朝接触の努力が行われている。主体は米国の元成否当局者や明槓専門家。
来月ノルウェーのオスロで接触の場を設ける。ここに現役の政府当局者も出席するよう打診中だという。朝鮮はチェ・ソンヒ北米局長が出席すると回答した。主催者はハン外務次官かキム第一外務次官の出席を要請している。一方、米側は「核の放棄を約束していない相手とは交渉しない」との態度で、今のところ当局の参加は未定。ではあるが、朝鮮半島の緊張緩和に向けて、この動きは歓迎できる。イランとの核交渉も民間(宗派を超えた宗教者の会合)から始まった。人の直接的なふれあい・交流を通じて誤解を解いたり、相手の主張の根拠を理解したりする努力は、すぐに目覚ましい成果となって現れなくても、大きな建設的な流れを形作る上で欠かせないことだと思われる。(朝日9.28報)


【米国、朝鮮特需に沸く】
WEB版の毎日の報道(9.27)を目にした。この度の朝鮮半島「危機」で日本の防衛費が増大したことを伝えるとともに、米国軍需産業が好景気に沸いていることを具体的に伝えている。要約すると…
 米国議会上院は9月18日、89対9の圧倒的多数で2018年度(2017.10~)予算のうちの国防予算規模を確定。マケイン軍事委員らの上方修正を受けて政府案を約600億ドル上回り総額7000億ドル(約77兆円)となる。下院はすでに同様の予算を承認済み。戦時をのぞき、前年度比2割増しという規模は史上初。国防予算の増大傾向を見て、主要軍事産業の株価も上伸。
 たとえば、ボーイングの株価はトランプ政権発足後の8カ月で60%以上、レイセオンも約25%それぞれ値上がりした。ロッキード・マーチン、ノースロップ・グラマンも共に18%ずつ上昇しており、いずれも米株式市場の指標となるダウ工業30種平均株価の上昇率(約13%)を上回っている。

これらの兵器生産企業は追加発注・前倒し発注・性能更新の対象となっている核巡行ミサイル、ICBM、戦略爆撃機、ステルス戦闘機F35を巡って受注競争の真っ最中。

次年度予算案承認の時期が迫るタイミングでトランプ氏の超タカ派演説とその後の議会運営で軍産複合体が目に見える恩恵を受けている。

★ そしてトランプ演説にあっけにとられる世界の目をものともせずに安倍首相はトランプ氏と歩調を揃えた。日本国民の税がますます多く米国からの兵器輸入に使われる。


【書評】
東京の杉原浩司(武器輸出反対ネットワーク:NAJAT)さんからのご案内。

9月15日、『亡国の武器輸出~防衛装備移転三原則は何をもたらすか』(合同出版)が刊行されました。私も池内了さん、青井未帆さんと共に編者を務めました。編者を含む15人が執筆しています。

2014年4月1日の「武器輸出三原則」撤廃から約3年半。武器の共同開発が進展する一方で、武器本体の輸出商戦での敗北が続き、自民党からは早くも「新三原則の見直し」を求める声があがっています。軍学共同についても、日本学術会議による新声明を受けて、防衛省の軍事研究推進制度への大学の応募に歯止めがかかる一方で、公的研究機関や企業の応募、採択が増加し、「軍産連携」先行の流れが見えてきています。

前著『武器輸出大国ニッポンでいいのか』(共著、あけび書房)発刊から1年。「軍産学複合体」づくりが分岐点に差しかかっている中での、タイムリーな出版になったと思います。現状分析にとどまらず、歴史的経緯や国際的視点、現場で起きている事態を踏まえることを通して、問題に多角的に迫りました。多彩な執筆者がそれぞれの持ち味を活かして、意義ある共同作業を行うことができたと自負しています。

朝鮮半島「危機」に乗じた武器貿易の拡大を見ても、「軍産学複合体」という視座の重要性を改めて感じます。日本を後戻りのきかない「死の商人国家」「戦争を欲する国」にしないために、本書が役立てば幸いです。そして、本書のメッセージがより多くの人々に届くために、ぜひご紹介いただければありがたいです。どうぞよろしくお願いします。

◆まずはご一読ください。ぜひ、ご感想をお知らせください。
◆図書館にリクエストしてください。
◆ツイッター、フェイスブック、ブログ、メール、口コミ等でご紹介ください。
◆勉強会のテキストとしてご活用ください。
◆編者、執筆者を勉強会、講演会などの講師にお呼びください。
◆アマゾンなどにカスタマーレビューを書いてください。

(杉原さんのメッセージ、ここまで)!


当面の平和をめざすアクション&イベントのご案内

【当会主催イベント】

ドキュメンタリから学ぶ平和 第二回「カメジロー」(約1時間)
10月27日(金)19時~21時
場所 神戸生活創造センター セミナー室A
参加費  なし
映画館で上映されたものとは異なる作品ですが、多くの映像資料が重なっています。映画館に行けなかった皆さんにぜひおいでいただきたいです


【仲間の取組み】
● 木曜定例アクション 毎週木曜 3時~4時半 三宮マルイ前
「安保法制に反対する市民の集い」を中心とする、「こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO」の仲間たちが道行く市民たちにトークやチラシ配布でアピール。飛び入り歓迎。

● 土曜定例アクション 毎週土曜 1時~2時 三宮マルイ前
「辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動」と賛同する市民が一緒に、辺野古の海の埋め立てに反対し、沖縄のことをみんなで考えようとアピール。三線のしらべも。

● 毎月第三水曜 街角歌声アクション 18:45分から JR元町駅 東口 南側
「ピースキャンドルこうべ」と飛び入りの市民が平和を呼ぶ歌を次々と歌うアクション。
次回は10月18日。

● 憲法をこわさせないための意見広告賛同者募集中。(8/28の記事「視点をしっかり定めて」の末尾の情報参照)

● 中野晃一講演会―自己保身解散に怒る市民にとって手をつないでうねりをつくるための絶好の機会。講演後の交流会では選挙の取り組み方が話題になりそう。
演題 「アベ政治をやめさせるとき社会は変わる」
9月30日(土) 14時~17時
場所 兵庫県民会館 けんみんホール
前売り券 500円 当日券 800円  キッズスペース、手話通訳あり
主催 市民が変える政治とくらし 中野晃一講演会実行委員会
連絡先:090-3652-8652 高橋 saltshop@kobe.zaq.jp

● 目取真俊講演会 「辺野古基地建設を止めよう!」
主催:こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO
10月14日 15時~18時まで 中華会館東亜ホールにて



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