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戦争クイズ

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この季節になると、捜さずにはいられないのがこの野ブドウの実。淡い青から紫に変化していくのがたまりません。

今回は趣向を変えて、クイズを出してみます。
全問正解する方も多いと思います。正解はこの項の最後に。
全問正解しても賞品がなくてすみません。


【世界の<戦争と平和>クイズ】

Q1.侵略戦争は国際法違反?それはいつから?
A. 第一次世界大戦後
B. 第二次世界大戦後
C. まだ違法化されていない

Q2.アメリカが第二次世界大戦後初めて仕掛けた戦争は?
A. 朝鮮戦争
B. ベトナム戦争
C. 第一次中東戦争

Q3.米軍が第二次世界大戦後世界中で関与してきた武力紛争の数は?
A. 200以上
B. 100以上200未満
C. 100以下

Q4.自衛隊の前身、警察予備隊をつくる方針を出したのは?
A. GHQ
B. 日本政府
C. 国連


Q5.アフリカには国連に承認された国が54か国ある。そのうち米軍が駐留している国の数は?
A. 50以上
B. 20以上
C. 10以上20未満


正解:
すべてAが正解です。


Q1.戦争の違法化は第一次世界大戦後。
第一次世界大戦の犠牲の多さを顧みて侵略戦争を予防する目的で国際連盟が設立されました。日本が始めた戦争は当時の国際法違反であるとの結論が国際連盟で結論が出ていました。人類の歴史は戦争の歴史のようで、今も世界は戦争と縁が切れていませんが、戦争を違法化する道を歩んできたとも言えます。現在の国際連合も侵略戦争を認めない点は同じなので、アメリカは、戦後自らが始めた戦争をその都度「自衛のため」としています。
アメリカに対して何の危害も加えず、その力がなかったイラクへの侵攻さえ「自衛のため」。
今、朝鮮が自国に届くミサイルを開発した段階で、そのこと自体を敵対行為とみなして先制攻撃する権利があると論じる米政治家もいますが、国際法上、予防的先制攻撃(攻撃を予防する目的での戦争)も違法です。国連憲章違反です。


Q2.アメリカが第二次世界大戦後初めて仕掛けた戦争は朝鮮戦争です。
朝鮮が奇襲攻撃をかけたと言ったのは米国国務省だけです。
朝鮮半島で活動していた米諜報機関の報告では「北からの不意の奇襲はなかった」とあり、米議会上院の非公開聴聞会でそう証言したCIA長官(ヒレンケッター海軍少将)はその後更迭されました。
また、GHQのG2(情報・諜報)を統括・直接指揮したウィロビー少将は国務省を非難。開戦の6カ月前から常時、地上、海上、空中から監視を続け、月平均100通の特別報告を国務省に送っていたウィロビーは、「奇襲はなかった」ことを示すそれらの情報がまったく顧みられなかったことに激怒しました。奇襲が事実であることを示す報告書は一つもないのです。
逆に、日本の外務省発行の文書『朝鮮事変の経緯』の82ページには「23日から24日にかけて黄海道の南朝鮮側から北側の碧城郡へ砲撃が加えられたと伝えられた」とあります。米国が奇襲発生→開戦としている25日の前です。
朝鮮戦争は、中国革命の成功に恐怖を感じた米国が、朝鮮半島を中国封じ込めの拠点として確立するために起こしたもので、日本を「反共の砦」として再軍備させて利用しようとしたのと軌を一にしています。
日本の植民地にされていた朝鮮の人々は、独立国家の建設に希望をもって取り組んでいたその時に「奇襲」をねつ造されて、38度線から北は「標的にするものが何もなくなった」といわれるほどの徹底的な破壊を被り、300万から400万といわれる人々が命をうばわれました。難民の列までが「いずれ反米の抵抗勢力になる」とみられて殲滅を狙った攻撃を受けました。韓国でもことの真相が少しでも出てくるのは独裁政権が倒れてから。日本も米軍占領下にあって米国のウソしか報じられませんでした。朝鮮に対する悪いイメージはこの時の「奇襲」とのウソの報道にも根っこがあるのかもしれません。その朝鮮戦争がまだ停戦・終戦に至っていないというのが、現在の米朝の関係です。


Q3.米軍が第二次世界大戦後関与してきた武力紛争の数は200以上。
米国の産軍複合体は第二次世界大戦中に確立し、以降、米国経済は戦争(兵器の消費)なしには失業者が溢れる体質となりました。今やアメリカは世界のどこかで戦争を起こすことが必要な戦争中毒国家です。

Q4.自衛隊の前身、警察予備隊をつくる方針を出したのはGHQです。
よくある説明では、在日米軍が朝鮮戦争にでかけていって、日本の治安維持が手薄になったので警察力を強化するため警察予備隊をつくった、とされます。実際には警察官の増員といったことではなく、旧日本軍と同じ指揮系統をもち「特車」という名の戦車も装備した軍事組織でした。ただ、軍隊の保持は憲法9条と明らかに矛盾するので、ごまかしが行われたのです。マッカーサー幕僚長コワルスキー大佐は「警察予備隊令は言い抜けとごまかしの逸品」「これが日本再軍備の始まりと気づいた人はいなかったであろう」と述べています。

Q5.アフリカには国連に承認された国が54か国あり、そのうち53か国に米軍特殊部隊や軍事顧問名目の軍人・兵員が駐留。
中東への無人機攻撃に使用されている拠点もあります。

(参考:『検証 朝鮮戦争』(三一書房)とStrategic Cultureウェブサイト掲載の諸論文)

****
戦争中毒アメリカの政策の犠牲になるのは断る!という声を世界中から上げていく必要があります。
トランプ大統領が選挙戦中に「アメリカにはもう世界の警察を務める余裕はない。他国の防衛の面倒まで見られない」と言いました。その言葉どおり、アメリカ国民の面倒を見ることに集中してくれれば世界はよほど平和になりそうです。


【当会イベント】
「ドキュメンタリから学ぶ平和第三回」 『うりずんの雨』上映会
11月24日(金)18:15~21:00
神戸生活創造センター セミナー室 (JR神戸駅東南3分 クリスタルタワー5F)
参加費:なし


【仲間の取組み】
● 木曜定例アクション 毎週木曜 3時~4時半 三宮マルイ前
「安保法制に反対する市民の集い」を中心とする、「こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO」の仲間たちが道行く市民たちにトークやチラシ配布でアピール。飛び入り歓迎。

● 土曜定例アクション 毎週土曜 1時~2時 三宮マルイ前
「辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動」と賛同する市民が一緒に、辺野古の海の埋め立てに反対し、沖縄のことをみんなで考えようとアピール。三線のしらべも。

● 毎月第三水曜 街角歌声アクション 18:45分から JR元町駅 東口 南側
「ピースキャンドルこうべ」と飛び入りの市民が平和を呼ぶ歌を次々と歌うアクション。
次回は11月15日。 

● 11月3日神戸新聞紙上で「憲法を活かす意見広告」掲載(約9000の個人・団体)

●市民デモHYOGOの11月のアクション
森友・加計事件 政治の私物化はあかん!兵庫集会
11月19日(日)13:30~16:45
会場:あすてっぷKOBEセミナー室 (JR神戸駅北へ7分)
参加費:一般500円 学生・低所得者300円 高校生以下無料
講師:醍醐 聡さん(森友・加計の幕引きを許さない市民の会)
   木村 真さん(豊中市会議員)

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