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寒中お見舞い申し上げます(2018.1.14)

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元町商店街でよく見かける手品師のおじさま。なかなか機知に富んでいます。これは「トランプを食べるカエル」という名のトランプ手品。何を変えるとトランプを食べることができる?

【日本からも平和を願う声を、もっと大きく!】
● 朝鮮核開発を巡る急展開
2017年末に向けて、政府とメディアが朝鮮の核開発問題でことさらに脅威を煽る傾向を強めていましたが、年が明けるとすぐ朝鮮から平昌オリンピック参加をめざすメッセージがあり、それに韓国の文大統領が「待ってました」とばかりのすばやさで反応しました。いろいろな動きが水面下であったことでしょうが、この機会を逃さず活かす方向に事態が進んでいることは喜ばしいことです。
その後の進展として、9日に板門店で行われた南北交渉の結果、次の合意事項が発表されました。
1. 平昌オリンピックに朝鮮も参加する。
2. 軍事的緊張状態の緩和をめざし、偶発的衝突防止のために南北の軍の当局者の会談を開く。
3. 南北の問題は韓国と朝鮮で解決する。

そしてトランプ大統領も10日の文大統領との電話会談で「南北が話し合っている間はいかなる軍事行動もない」と表明しました。


● なぜこんな展開になったのか?
中国の戦略と影響力から説明する見方もあれば朝鮮の核攻撃能力が「完成段階」に到達したことを理由とする論者もいます。こうなる前の12月頃からロシアの政治アナリスト(ジョルジ・トロラーヤ、ロシア科学アカデミー経済研究所コリアン・プログラム ディレクター)は、オリンピックを契機に対話を実現することが可能と示唆していました。そして、朝鮮が「核開発完了」と宣言した今こそ、朝鮮の核兵器技術の実用化への進展を止めること(米国本土攻撃可能な開発と配備はしない)、米国は朝鮮を標的とする軍事演習をしないこと、などの交渉を始める絶好の機会だと述べています。
中国の専門家の中には次のように解説する人もいます(趙 通、カーネギー・精華グローバル政策センター研究員)。
「中国と朝鮮が不和・対立の関係にあるかのような報道があるが、朝鮮そのものと不和になっているのではない。朝鮮の核を自国への脅威と見ているというより、核開発の進展が日本を刺激して、日米同盟(日米軍事一体化)が深化する中での日本の軍備増強を促すことを警戒している。」この観点は大変示唆に富んでいます。実際に日米軍事関係の「進展」はロシアをも刺激しています。日本が実行しようとしている、米国製の中距離攻撃型兵器購入・配備の計画はロシア攻撃可能な兵器の配備となるので、日本を介してはいても、米ロの協定違反だと批判しています。(日本が単独で使用することは考えられない。使うときは米軍の作戦の一環として使うに決まっているから)。
朝鮮の核開発問題を日米両国の政府が精いっぱい利用していることは明らかです。それでも、大きな流れとしてはロシアや中国の「プラン」のほうが実現しつつあるように見えます。


● 朝鮮戦争の再開は絶対ダメ
中国とロシアと韓国は、朝鮮半島での戦争勃発は決して受け入れらないとの立場をはっきり表明しています。韓国文大統領はトランプ大統領に、米国が単独で(韓国の同意なしで)朝鮮への先制攻撃を始めることは認められないと伝え、トランプ大統領も了解したと伝えたと報道されています。

どうか、オリンピックに南北朝鮮が共に参加し、「一つの民族」意識を強め、対話で問題を解決する方向に進みますように。


● 問題の解決とは
それは、このブログでも何度か触れてきたように、米朝戦争の正式な終結と朝鮮半島を含む東アジアの非核化でしょう。朝鮮は過去に何度もその二つを提案してきましたが、米国がまったく聞く耳を持たない態度でした。戦争終結・非核化へ向かうか、先制攻撃で始まる戦争か、選択肢は米国にとってこそ狭まってきているようです。国際社会は決してトランプ大統領の無謀な対応を支持していません。

● 日本の市民は
いずれにせよ、平和を願う日本の市民として思うことは、この流れに私たち市民の声が少しでも貢献していたのであればうれしいのになあ、ということ。
・予防的先制攻撃をしないよう日本政府が米国に要請することを求める
・日本政府の独自ルートで朝鮮と米国の双方に対話路線への転換を求める
・朝鮮半島の非核化のためにも核廃絶条約の批准をしたうえで、米朝双方に緊張緩和と軍縮への方向転換を働きかけるよう求める
など、いろいろなアプローチがあるはずです。
今のところロシア、中国、韓国の政治指導者の「米朝が対話で解決を」という声が大きく聞こえてくる一方、日本の世論は「朝鮮にもっと圧力を」となっていて、トランプ大統領のあからさまな兵器セールスにも無抵抗に見えます。
自衛隊の正規軍隊化をめざす安倍首相の「9条加憲」案にも猛烈な反対世論が盛り上がっているとも見えず、改憲阻止3000万署名がどんどん集まる、という状況ではなさそうです。
もっともっと大きな声で、「朝鮮戦争の再来を止めよう!朝鮮半島を非核地帯に!そのために米朝、南北の対話促進を!」とアピールしたいものです。


【3月までの私たちのドキュメンタリ上映スケジュール】
● 1月26日(金)19時~20時45分(開場18:00)
映画タイトル  『君が代不起立』 87分 製作:ビデオプレス 
場所: 神戸生活創造センター (JR神戸駅東南3分 クリスタルタワー5階)
    セミナー室
● 2月23日(金)
映画タイトル   『冬の兵士』―戦場からの告発 (善いことをしようとイラクに行った若者たちの証言と戦場に取材した映像で構成)
場所: 神戸生活創造センター (JR神戸駅東南3分 クリスタルタワー5階)
    セミナー室
● 3月23日(金)
映画タイトル  『アフガンに命の水を』 (人々の苦しみを解決する有効な取り組みを学ぶ)
場所: 神戸生活創造センター (JR神戸駅東南3分 クリスタルタワー5階)
    セミナー室
              ★ すべて無料です。


【仲間のアクション】
● 木曜アクション
安保法制に反対する市民の集い(市民デモHYOGO共催)が行っている毎週木曜3時~4時半の三ノ宮マルイ前街頭宣伝アクションはこの寒さの中でも続けられています。
先週はシール投票と3000万人署名、チラシ撒きが行われていました。今取り組んでいるシール投票は、通行人に呼びかけて、ボードに、安倍さんの改憲案に「賛成」「反対」「わからない」の三択でシールを貼ってもらい、対話もして、投票結果を官邸に届けるアクションです。投票数は80弱で、そのほとんどが改憲反対でした。若い人の場合は「わからない」も多かったようです。一度参加してみてはいかが?わりと楽しいアクションです。見知らぬ人とお話しできます。今週木曜(18日)も同じ時間と場所で行われます。

● 土曜アクション
「辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動」の土曜1時から2時の街頭アクションもねばり強く続けられています。信号を渡ってきて大きな写真パネルに目をやる人がたくさんいます。誰でも参加できます。

● 安倍改憲を許さない3000万人署名を住んでいる町でも集めましょう。平和の草の根、もっとはびこれ!署名用紙を希望される方はご連絡をください。090-6377-2707まで。


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