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ゆるやかな統一

竹富島のノラ (3)
旅先で会ったきれいなノラちゃん。「にゃ~~お~」と挨拶したら振り向いた。5回目で。


久しぶりの更新で恐縮です。
少し前のことになりますが、今回は2月のイベントの参加者が寄せてくださった感想文を掲載させていただきます。今回投稿の目玉です!そのほか武器輸出反対ネットワークからの発信も紹介します。

そのイベントは次のような内容でした。2月9日実施。
2018年度第九回上映会と講演
上映作品:歌と映像でつづる平和と統一の新しい時代
     アンサンブル 平和と統一の時代を私たちの手で!
講演:ゆるやかな連邦制統一時代の始まり
   - 2018年、激動の朝鮮半島情勢を振り返りながら
講師:金昌五(キム チャンオ)さん 
(在日韓国民主統一連合大阪本部副代表委員)

Hさんの感想はこの映像と講演をわかりやすく伝えてくださっています。


**** 以下、Hさんの感想文 ******

 先ずドキュメンタリー「歌と映像でつづる平和と統一の新しい時代」では、一連の現代史が歌を伴って綴られていました。
その中でも、キャンドル革命で、若い女性の「国民の命令」という言葉が印象的でした。1980年の光州での民主化運動では人々の強い意志が、セオル号事件では、不正義に対する悲しみと怒りが画面を通して伝わり、見ていて自然と涙が出てきました。
韓国の人たちの国民としての強い意志と意識には学ぶべきものがあると思います。
離散家族のなかで、会えて喜ぶ人たちと、予想に反して会えなく肩を落とす人たち、共に胸が痛む光景でした。

 ‘「ゆるやかな連邦制統一時代」の始まり‘というタイトルでのお話には、テレビからの一方的で、同じ繰り返しの報道では知ることのできない内容が多く含まれていました。「核」の問題として朝鮮半島の非核化が話題になりますが、まだ核を持っていなかった時代に金日成委員長の遺訓としてすでに核放棄が語られていたことは知らなかった事実です。また現在注目の朝米首脳会談では、①核・ミサイル実験中止の約束②核実験場の廃棄③ミサイル試験場の閉鎖及び核関連施設の廃棄④米兵遺骨の返還などが決まるであろうということでした。

 アメリカの10年に亘る経済制裁によって、却って経済自立を果たし、携帯電話も朝鮮製ということも驚きでした。
国の統一といえば、武力によるベトナムの統一、吸収・統合という形をとったドイツに続き、南北朝鮮半島の統一で特に強調されたのが「ゆるやかな」という言葉でした。内政、軍事、外交・・・全てに亘り異なった歴史を辿った同じ民族が、平和のうちに統一を果たすには、時間をかける必要があるという事実を顕す言葉と思います。同時に金さんが使われた「実験」という言葉に、主体的に未来をつくっていこうとされている強い意志を感じました。実際、釜山とヨーロッパを繋ぐ南北連結鉄道の構想は南北朝鮮半島だけでなく、新しい世界の構築を象徴しているかのようです。

 今、世界で分断と分離の流れが大きくなるなかで、統一がもつ意味は大きいと思います。
また、「ゆるやかな」という言葉も、圧力や強制ではなく、話し合いによる合意であることを感じさせます。双方の国民の意志が大切にされる統一であることを願っています。

***** 原文のまま掲載させていただきました。Hさん、ありがとうございました。**


「ゆるやかな」という言葉。本当に心に残りました。何かをなそうとするとき、人々の心を一つにして、と考えると、時間のかかるゆるやかなプロセスにならざるをえません。国の形を巡ってたくさん実験し、たくさん失敗してきた人類の、最先端の試みかもしれません。朝鮮半島に平和を!朝鮮半島から、アジアから核を廃絶しよう!

ところで、朝鮮半島を巡る情勢は今どうなっているのか?あまり熱っぽい報道は見られなくなったようですが、朝鮮戦争完全終結、朝米平和協定、そして核廃絶への希求は今も続いています。


韓国からのニュースをピックアップしてみます。
4月13日付「週刊韓国ニュース」
新任統一相が就任あいさつ「平和と経済の好循環を」》

 金錬鉄(キム・ヨンチョル)新任統一相は4月8日、ソウルの政府庁舎で開かれた就任式でのあいさつで、「平和の価値を国民生活で実感し、南北関係の変化によって日常の生活が変わるという確信があってこそ、対北政策に対する国民的合意も広がる」と述べ、「経済を通じて平和を強化し、平和を基礎に再び経済協力を増進させる好循環構造を定着させる」と強調した。

4月19日付「週刊韓国ニュース」
《文大統領、事実上の南北首脳会談提案》

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は4月15日、大統領府で開かれた首席補佐官会議で「北側の都合に合わせ、場所や形式にこだわらず南北首脳会談を推進する」と述べた。
 文大統領は先日の韓米首脳会談について、第2回朝米首脳会談以降の不確実性を取り除き、トップダウン方式の必要性を再確認する契機になったと評価。トランプ大統領が南北首脳会談の必要性と、南北米3者首脳会談開催の可能性を示したと明らかにした。

 週刊韓国ニュースはほかの記事と合わせて、次のサイトで読むことができます。

週刊韓国ニュース


さて、日本は?
平和構築とは反対の動きが目につきます。武器輸出反対ネットワーク(NAJAT)の杉原さんからいただいたメールから抜粋させていただきます。

******
● 墜落したF35、1機分のお金で何ができたか
―「欠陥商品」147機6兆2000億円を爆買いの愚
(YAHOO!ニュース、4月12日/志葉玲)
志葉玲さん記事

★F35戦闘機1機分のお金(116億円)で、認可保育所を90か所作れて、8100人の子どもが保育を受けられ、6機分のお金で、日本中の待機児童が保育園に入れるそうです。

武力は平和をつくれない。
死の商人に税を使うな。…と言い続けましょう。

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