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9・19兵庫集会を成功させよう-真喜志さんと神戸 ほか

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ただ今子育て満喫中!多肉植物の子どもたち。

今日の記事は次のとおりです。
● 9・19集会にみんなで参加しよう!
【真喜志さんと神戸】
●高江と辺野古を巡る動き
【高江住民、工事差し止め訴訟を準備】
【山も海も破壊する「抑止力」?】
【辺野古の新基地反対の声は世界に広がる】
【国内では】
【辺野古・高江現地では】
【神戸では】
*************************

●9・19集会にみんなで参加しよう!
アベ政治を許さない市民デモKOBE主催「戦争法強行採決1年を考える兵庫集会 9.19」では二つの講演が予定されています。

「この国に民主主義を実現するために」(岡野(おかの)八代(やよ)さん)と「沖縄は戦争法の具体化と闘う」(真喜(まき)志(し)好一(よしかず)さん)です。


岡野

岡野さんは、政治思想・フェミニズム思想の研究を専門としておられ、思想史の発展の中で人類が獲得してきた成果物を自民改憲案がいかに破壊してしまうかに焦点をあてて語ってくださいます。

真喜志さん
【真喜志さんと神戸】
真喜志さんは沖縄を訪れる人たちに史実や国際法を踏まえた解説を何度となくしてこられました。Peace14もパートナーと二人で初めて辺野古と高江に行ったとき案内していただきました。ご自分は「平和の建築家」、「琉球国・建築親方」を名乗っておいでです。建築家としてのお仕事には、壺屋博物館や丸木衣里・俊夫妻が描いた「沖縄戦の図」が常設展示されている佐喜眞美術館があります。
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真喜志さんは神戸大学工学部大学院修課程修了後、同大学で助手として勤務し、その後建築研究室DAP (DIG And PILE) を設立、設計にたずさわる一方で平和をめざす市民運動に取り組んでこられました。神戸とは人的つながりも深く、これまでにも講師として何度も招かれています。

三上知恵さんの「標的の村」は高江の問題を広く知らしめたインパクトの強い作品です。その制作にあたって資料面でサポートされたのでエンドロールに真喜志さんのお名前も載っています。ほかにも真喜志さんが発掘・発見された資料で理論武装している人は多く、参院選で勝利して国会に送り出された伊波さんもそのひとりです。真喜志さんの著作物に高里さんらとの共著『沖縄はもうだまされない』があります。それを読むと、独自の調査でSACO合意の欺まん性を暴いてこられたことがわかります。たとえば、今問題になっている高江のオスプレイ着陸帯建設。北部訓練場の返還予定区域内にある7つのヘリパッドの代替として、返還しない区域に6つ新設する、という筋書きで、その工事を防衛局が国税で行っています。この北部返還は実はもっとあとに予定されていたところ、SACO合意の動きに便乗して繰り上げられたもので、日本側の基地負担軽減要求に応えて、という形をとれば全額日本の負担で新着陸帯建設の工事ができるのがその理由だということなども暴露しておられます。

19日は、岡野さんと真喜志さんの講演も楽しみです。

●高江と辺野古を巡る動き
【高江住民、工事差し止め訴訟を準備】
沖縄県東村高江の集落を囲むオスプレイ着陸帯の建設工事。あいかわらず全国紙は報道しません。住民の合意のないまま警察力を使って強行されていて、抗議する市民を口実を作って逮捕したり(これまでに3名)負傷させたり、という事態になっています。
高江の住民はこれまでに二度、住民総会で建設反対の決議をあげてきましたが、無視されています。そこでこのたび、国の着陸帯建設工事について差し止め提訴をする動きになっています(9月8日付け琉球新報)。8月に高江に行ったときも現地住民の話で、騒音もすごいが、騒音が発生する前に衣服が震えだすなど、騒音以外の現象もあり、心臓に疾患がある人にはこたえるという報告もありました。低周波の問題が指摘されています。引っ越しせざるを得なくなった家族が複数あり、着陸帯建設が進めば被害はもっと深刻になることが予想されます。

【山も海も破壊する「抑止力」?】
建設現場は沖縄本島北部のやんばる(山原)と呼ばれる貴重な自然に恵まれた場所。しかも、その中でも希少生物の生息が確認されている最も重要とされる区域が含まれています。海を豊かにする山を荒らし、世界遺産級の海も埋め立てるという、この「安全保障」・「抑止力」強化によって、他国に蹂躙される前にすでに国土と国民が傷ついています。実際、着陸帯建設現場付近で木々を配慮なく伐採し、後始末もしないので、先日の降雨のあと、赤い水が地表を流れるのが観察されています。赤土が流れ出しているのです(9月6日と8日に観察)。
さらに、来年2月末までの完成を急いで、1年以上かかる工事を6か月で終わらせようとしているため、環境への負荷は一層大きくなります。(3月~6月はノグチゲラの営巣期で工事ができないから)

【辺野古の新基地反対の声は世界に広がる】
国際自然保護連合(IUCN)第6回世界自然保護会議のワークショップで稲嶺名護市長がアピールをしました。辺野古新基地建設を世界の環境問題としても受け止め、阻止のためにIUCNとして力を発揮するように求めたのです。IUCNは大浦湾の生態系を保護するために埋め立て工事を断念するようにとの勧告をこれまでに4回日本政府に対して行っていますが日本政府は無視しています。今回の稲嶺さんのアピールは、勧告に終わらせず、実行を迫り監視するよう要請するものです。
平和をめざす退役軍人の会(VFP)は8月の総会で全会一致で建設計画の中止を求める決議を採択。米国地方議会で反対決議をあげる取り組みを進めています。VFPからは6人のメンバーが8月30日から9月9日まで沖縄入りしていて、普天間ゲート前、嘉手納基地ゲート前、高江などでアピール行動を展開してきました。現地で市民とともに行動することで、「米軍の存在が地球、平和、環境の破壊にしかならない」ことを体感、その認識をアメリカに持ち帰って広げると決意を語っています(9日付け琉球新報)。

【国内では】
全国知事会に沖縄部会が発足しました。沖縄を孤立させないで、国全体の問題として沖縄の基地問題を受け止めるためです。全会一致だったそうです。
地方議会で辺野古埋め立て工事について国に批判的な見地から意見書を提出した地方議会は約40にのぼります。私たちも地元の市議会・県議会への働きかけをしたいものです。
陳情は誰でも紹介議員なしででき、請願と同様に審議されます。
市民団体や市民個人もいろいろな形で沖縄の苦境を自分のこととして受け止めて動いています。高江現地行動でも多くの参加者が他府県から駆け付けた人たちです。辺野古基金も他府県からの割合のほうが高いといいます。現地へ行けばいい、のではないけれど、必要だし、歓迎されます。声をかけあっていっしょに行きましょう!

【辺野古・高江現地では】
抗議する市民が数百人集まっているときは資材搬入工事は強行されず、人が減るのを待って再開しています。高江現地行動実行委員会では大勢の力を集中する日を水曜と土曜の2回と決めて、結集を呼びかけています。
やんばるで蝶など昆虫の観察・研究を続けている宮城秋乃さんは、建設予定地周辺が立ち入り禁止されたことを研究活動への妨害として抗議の声をあげています。
東村村長はこれ以上の混乱は困る、と村道の使用を断りました。工事をどうしても進めたい国は本来業務にお構いなくいろいろな機関・部署を動員する構えで自衛隊ヘリを使用して資材を搬入することまで決定しました。9日には抗議する市民の頭越しに民間特殊ヘリを使って重機を建設現場に搬入しました。この日は5回の往復で、あと15回必要だといいます。抗議の声を一層高めるほかはありません。

【神戸では】
9月または12月の市会に陳情または請願を行う動きがあります。神戸9月市会への陳情書提出締め切りは9月13日です。
毎週2回、三宮マルイ前で高江・辺野古のことを含めたアピール行動が行われています。
主催は アベ政治を許さない市民デモKOBE、安保法制に反対する市民の集い、辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動などです。
木曜は16時から
土曜は13時から  それぞれ約1時間、道行く人々に語りかけたり、チラシを配布したり、写真パネルを展示したりします。
木曜、土曜の午後はマルイ前が市民アピールの場となります。平和構築と民意から遠ざかるこの国の現状に対して言いたいことがある人は誰でも参加できます。

 
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